四川省国営菜館「菊下楼」
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「中華一番!」の記事における「四川省国営菜館「菊下楼」」の解説
リュウ・カリン(劉珂玲) 声 - 引田有美 / 萩原あみ マオの姉。マオより5歳年上。マオのことを非常に可愛がり、マオが修行中のため「菊下楼」を守っている。マオもカリンも容姿は母であるパイに似たようで、シロウも認めるなかなかの美人。しっかりした性格だが実は味オンチ(料理人としてはイマイチ、という意味合いで基本的な料理の能力に支障をきたすレベルではない)である。 パイ 声 - 吉田理保子 / 高橋美佳子 マオとカリンの母親。四川省特級厨師にして四川省随一の国営菜館「菊下楼」の先代総料理長を務め、「四川(料理)の仙女」と称された偉大なる料理人。 その功績は数知れないほどだが、愛弟子として全てを注ぎ込んで指導したショウアンに裏切られて多額の借金を負い、それが原因の過労で他界。性格はマオと同じくお人よしであり、ショウアンの野心を見抜けなかったことが悲劇を生むことになってしまった。若き日は裏料理界と壮絶な死闘を繰り広げ、伝説の厨具を求めて大陸中を旅して回ったという過去を持つ。 『中華一番!極』にて玉仙によれば、元は菊下楼先々代総料理長(マオから三代前。祖父にあたる)の一人娘で、父に弟子入りしたマリウと出会い、やがて結婚(マリウが婿入り)。裏料理界との戦いや、伝説の厨具を求めた旅についてもマリウを探し求めてのものだったことが明かされた。マリウの手がかりを求めて梁山泊に潜入したこともあり、そこで発見した赤子を救うためにアルカンと死闘を繰り広げ、最終的に自身が保有していた「伝説の厨具」の地図と引き換えに赤子を救い出した。その赤子こそフェイで、その後、暫く料理の手ほどきをしながら裏料理界から逃亡していた過去からフェイは大恩人として今でも慕っている。 "玉麒麟"リュウ・マリウ(劉瑪琉) 『中華一番!極』から登場。マオとカリンの父親。四川省随一の国営菜館「菊下楼」の先々代総料理長で、「川菜皇帝」と称された偉大なる料理人であったが、重大な嫌疑により川菜史より抹消された禁忌の存在。 龍厨師のルイは一番弟子に当たり、ルイによれば自身の身代わりとなって12年前に転落死したとされていたが、玉仙によると今も生存しているらしい。シャンの発言では、カイユ亡き後も活動を続けている裏料理界の源流に深い関わりを持っているとされ、彼を探す者には災厄が降りかかり続けるという。 その正体は、"玉麒麟"の名を与えられた裏料理界の総頭領を宿命づけられた空前絶後の天才厨師。マリウだけが伝説の厨具の真の力を引き出せる"担い手"とされ、裏料理界や太極料理界から追われている。詳細は不明だが、梁山泊から逃亡した後、玉仙に引き取られて弟子入りして、短期間で四川料理を極めたとされる。やがて下野して「菊下楼」の当時の総料理長に弟子入り、その一人娘のパイと結ばれて劉一族の一員として次代の総料理長となった。
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