四国各地や関西に共通する特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 17:49 UTC 版)
「讃岐弁」の記事における「四国各地や関西に共通する特徴」の解説
名詞の否定(〜ではない)の表現。「〜と違う」「〜ちゃう」などと表現する。 動詞の否定(原則)未然形+「ん/へん」。「食べん」「かまへん」関西弁と違い、「へん」は「かまへん」など、特定の使用に限定される。 1拍1音節の語が2拍化する。(例)蚊を「カァ」、木を「キィ」と発音する。 「よう」+動詞の否定形で、能力が無くて出来ない意味を示す(古語の「え〜ず」)。 コピュラ「や」。讃岐弁は他に「だ」「じゃ」があり、これらの三種を方言として全て使う地域は稀で、香川県以外では四国の極一部の地域があるのみである。(例)ほ"だ"きん、あれが屋島"や"って言いよる"じゃ"ろ。 強調の助詞「んや/んじゃ」「のや/ねや」。「のや/ねや」は否定の強調に使う場合が多い。(例)あれが屋島なんや。動詞の過去を示す助詞「た」に「んや」が付いた場合は、「〜したんよ」「〜したんや」と話す(関西の「〜てん」は用いない)。 強調の終助詞 「で」(例)あれが高松駅やで。しかし、香川県では「ぜ」が本流であったという見方も有る。(例)ここで待っちょるぜ。 強調の終助詞 「が/がな」(例)そんなん知っとるが(関西では「がな」のみ使われる)。「が」は先述の「で」よりも強い表現。注意を促す際によく使用される。 疑問・反語の終助詞 「かいの(東讃)/かいな(西讃)」(例)この時計めげとんかいの。 終助詞 「わ」(例)あれが屋島やわ。 仮定に「ば」はあまり使わず、「たら」を使う場合が多い(関西では「ば」は全く使用されない)。 シク活用の形容詞に否定の助詞「ない」をつける場合、「ク」が消え、直前の母音が長母音化する(ただし、地域によっては長母音化しないこともある)。(例)楽しくない→楽しぃない おもしろくない→おもしろぉない/おもっしょぉない 「連用形+とる」(現在完了アスペクト)と「連用形+よる」(現在進行アスペクト)を区別して会話に用いている(他の四国方言、中国方言、播州弁・神戸弁と共通)。例1:「うわ、雪ふっとるでないん!」・・・発話の時点で雪が降り始めてから時間が経っていることを発話者が意識している場合を表す 例2:「うわ、雪ふんりょる/ふりよる/ふっりょる/ふっぢょる(西部沿岸地域)でないん!」・・・今まさに雪が降っている状態 例3:「宿題やっとん?」・・・もう既に宿題が終わっているかどうか質問している 例4:「宿題やんりょん/やりよん/やっりょん/やっぢょん(西部沿岸地域)?」・・・今まさに宿題をしている最中なのかを質問している(普段から宿題をする習慣があるのか質問している) 例5:「何ができよん?」・・・調子はどう? 上の例にある通り、西部沿岸地域ではラ行活用動詞の現在進行アスペクトは「〜っりょる」ではなく「〜っじ(ぢ)ょる」となる。例:「繰る→繰っじょる/操る→操っじょる/切る→切っじょる/喋る→喋っじょる」 動詞の疑問で「〜しとるん?/〜しよるん?(〜しているの?)」の形となる場合、「る」を抜くことが多い(徳島弁・岡山弁・播州弁・神戸弁と共通)。例1:何やっとるん?→何やっとん? 例2:宿題やんりょるんか?→宿題やんりょんか?
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