商標権に関する問題とは? わかりやすく解説

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商標権に関する問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/05/04 14:12 UTC 版)

ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」の記事における「商標権に関する問題」の解説

1997年平成9年2月当時アマチュアチームだったヴァンフォーレ甲府(旧・甲府サッカークラブ)がプロリーグ参入目指し運営会社を「ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」として法人化するに当たり、旧クラブ代表者である元監督運営会社初代社長となった深澤孟雄に対し営業権買い取り」を申し入れたこの際商標権名義人が元監督にあったことから、運営会社は旧クラブ債務年間利息相当する1000万円を商標使用料として元監督支払契約締結。このときに「将来運営会社商標権を買う余力ができたら、運営会社商標権を2億4800万円購入するように努力する」旨の一文盛り込まれた。 運営会社商標権使用料について支払い続けてきたが、社内商標権買い取りについて議論されことはなく、これに業を煮やした監督2009年平成21年12月に元監督が「商標権違法使用している」として、商標使用差し止め営業権売買代金支払いまたは損害賠償求めて東京地方裁判所提訴した運営会社側はこの一件報じられ2011年平成23年1月22日プレスリリース発表。「契約した営業権からこれまで支払ってきた使用料差し引いた残額提示したが元監督側が受け入れなかった」「ロゴ支援する会が作成したもので、当時1995年平成7年)は法人化されていなかったので会長だった元監督名義登録したに過ぎない」「そもそも監督契約時点当社取締役であり、商法規定されている取締役会承諾されていないので契約書無効」と反論している。 報道から約8ヶ月後の2011年平成23年8月に元監督逝去したが、裁判継続された。 2012年平成24年7月4日弁論準備手続きで東京地方裁判所両者対し商標権譲渡代金及び今後監督(旧クラブ)が一切権利主張しない事の和解金として運営会社1億2000万円支払う」旨の和解勧告出した2014年平成24年2月18日正式に和解されたことが公式で発表されている。 なお、これに関して甲府側の弁理士2009年平成21年)に元監督名義人として保有していたロゴエンブレム商標権無断抹消、元監督がそれに気づいて2010年平成22年)に運営会社弁理士に対して提訴していたことも発覚した弁理士は「実質チーム所有考え自分一存消した」と認め同年10月和解したため元監督無断抹消に関して提訴取り下げている。

※この「商標権に関する問題」の解説は、「ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」の解説の一部です。
「商標権に関する問題」を含む「ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」の記事については、「ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブ」の概要を参照ください。

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