商標権争い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 14:47 UTC 版)
萬坊から発売された「萬丸いかしゅうまい」は年間5億円を売り上げる人気商品となったが、同時に類似品が出回るようになった。1997年11月、萬坊は佐賀や福岡の14業者に対し名前の使用と販売の中止を求めた。萬坊は1992年3月に「萬丸」と「いかしゅうまい」の商標登録を申請していたが、登録が認められたのは「萬丸」のみだった。不服審判請求ののち、「いかしゅうまい」も1997年11月に登録。萬坊は木屋(呼子町)を相手取り販売停止や損害賠償の支払いを求め提訴した一方で、木屋を含むいかしゅうまいを製造販売する5社は「1社が独占する商標になじまない」として商標登録に異議を申し立てた。1999年3月、特許庁は商標登録の取り消しを決定。萬坊は決定取り消しを求めたが、2000年4月、東京高裁は請求を棄却。最高裁も同年10月、上告を不受理とした。 萬坊と木屋との間では、2006年8月、販売停止を求めないことで和解が成立した。
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