商標権が存続していないもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 14:52 UTC 版)
「普通名称化した商標一覧」の記事における「商標権が存続していないもの」の解説
商標権の存続期間の終了などによって、登録商標であった商標が競業者などに広く使用されるに至った結果、普通名称化(順序が逆であることも考えられる)したと考えられている商標である。権利者が商標権を存続させない理由としては、商標が普通名称化したことのほかに、事業内容が変化した等の種々の理由がありうる。また、通常、権利者は存続させない理由を明らかにしないことが多い。 以下の例は、いったん商標登録がなされたこと、および現在は商標権が存続していないことが確認されたもので、現在、普通名称として使用されていると考えられるものである。 エスカレータ(自動式階段) 米オーチス社の登録商標だったが、1950年(昭和25年)に権利を放棄。 メカトロニクス 1972年(昭和47年)に安川電機により商標登録されたが、現在では存続しておらず、機械工学と電子工学が融合した学問・技術分野を示す一般的名称となっている。 ホームシアター 1963年(昭和38年)に八欧電機株式会社(現・富士通ゼネラル)により商標登録されたが、1999年(平成11年)に無償開放された。
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