商標変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 06:19 UTC 版)
電機メーカーとして名高い日立の社名が有名なセックストイの名称の一部になっていることを嫌い、日立製作所は2013年にマジックワンドの製造を中止することを決定した。Vibratexの事業部長エディー・ロメロは、テクノロジーブログのEngadgetに、日立は非常に真面目な会社であり一番売れているマスターベーション・グッズを連想されるのは遺憾だろうと語っている 。Vibratexは日立を口説き落として、この製品の生産を継続することやもっと軽くて耐久性のある素材に変更すること、「オリジナル・マジックワンド」に商品名を変えて、日立との関連性を目立たなくさせるように促した。マジックワンドが新しい名前になって発売が再開されたのは2013年6月25日のことで、技術的にも改良され、付属の箱もデザインが一新された。しかしGood Vibrationでは「オリジナル・マジックワンド・バイブレーター」として販売された。 雑誌のShapeを読むと2014年1月の時点では、この器具の名前は「マジックワンド・オリジナル」であり、商品情報を提供しているウェブサイトのURLもmagicwandoriginal.comである。日立はこの器具の性的な用途については宣伝していないが、2019年1月の時点で、上記サイトではこの器具が「いいお付き合いのできる」(intimate)マッサージ機だと紹介されている。ベティ・ドッドソンは、2014年にEngadgetで、マジックワンドはいまでもお気に入りのバイブレーターだと語っている。米ケーブルテレビ局FXのドラマ『ルーイー(英語版)』(Louie)でも2014年5月5日に放送された回のコメディパートでマジックワンドが登場する。2014年だけで、Vibratexを通じアメリカでは250,000台のマジックワンドが販売されている。2014年11月、スタンフォード大学医学部産婦人科の助教授 リー・ミルハウザーもマジックワンドを推奨するコメントをYahoo! ヘルス上でしており、更年期障害を迎えた女性でもオーガズムを得やすく、自尊心を損なうことなく性に関する技術の向上も望めると語っている。
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