味の素に関する都市伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 14:58 UTC 版)
「都市伝説一覧」の記事における「味の素に関する都市伝説」の解説
味の素の原料 味の素は毛髪が原料で、製造会社が理髪店から仕入れている、というもの。毛髪はインド女性のものを輸入しているというバージョンもある。 DORENPUの豆本キーホルダー「雑学の本(編集・イラスト/永野めぐみ)」中の「いろんなもの編(美容院で切られた髪はどこへゆく?)」には「髪に含まれるアミノ酸を利用すると調味料になる」、「日本も物不足の戦中・戦後に毛屑から代用醤油製造」の記述がある(「ニューヘアー」1982年9月号にも同様の記述あり)。製法は、毛屑を10%の塩酸の中に入れて24時間ほど煮沸した後に濾過し苛性ソーダで中和させる、とある。 中国では実際にこの製法で醤油が作られ人毛醤油などと呼ばれており、政府により再三生産禁止命令が出されている。しかし、依然として各地で毛髪醤油が密造され、低級醤油として販売されているという(2005年10月。沈陽市の新聞「沈陽今報」記事より)。 味の素は化学合成製品であり、実際に原料として石油由来成分を使用していた時期がある。当初は小麦粉を原料としたがのちに大豆、石油が用いられるようになり、1970年代から1980年頃にかけてサトウキビによる発酵技術を確立させ、1970年代以降はサトウキビを原料としている。1970年代には消費者団体が「味の素は石油合成」と問題視したため、同社では1980年代以降「サトウキビから味の素」というCMを盛んに流していた。 2000年にはイスラム教国であるインドネシアで、原料に豚肉の成分が使われているという噂が広がり、イスラム法の戒律(ハラール)に則り、現地法人の社長が逮捕される騒動となった(後に釈放)。 詳細は「味の素#害性・安全性」を参照 味の素の瓶の蓋の穴 「味の素は消費・売上促進のため瓶の蓋の穴を大きくした」と、企業における柔軟な発想の転換の重要性を表す例として語られることがあるが、公式に否定されている。
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