台車振り替え工事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 04:25 UTC 版)
「京成3200形電車」の記事における「台車振り替え工事」の解説
更新前の1968年(昭和43年)6月以降までは京急線へは先頭T台車の3200形6M車や3300形・3500形を含め都営線直通対応車はクロスシート・WC付だった3291~3298以外で規制なく乗り入れを行っていた。ただし当時の京急線乗り入れはシーズン期間の臨時列車のみで、その後は、1978年(昭和53年)1月をもって京成車の京急乗り入れを一旦中止していた。京浜急行電鉄では吊掛駆動車の500形を淘汰した1986年(昭和61年)8月より、基本先頭車がM台車でないと乗り入れ車も乗り入れできなくなった。1991年(平成3年)3月19日のダイヤ改正以降、京成車の京急乗り入れは復活し、基本ダイヤでは初めて京急線に乗り入れることとなり、同時に北総開発鉄道(現・北総鉄道)も乗り入れ開始した。特例のあった北総7000形も当時は先頭車がTc車だったが、翌1992年(平成4年)以降に先頭車M化の振り替え工事を行うことを約束したうえで特例を得たうえ乗り入れていた。3200形6M車は更新後も先頭車の台車がすべて付随台車で、6両・8両編成の3500形や3600形と共に京急線乗り入れ非対象車だった。それに対応するため、後に更新された3300形と同様に1992年(平成4年)8月から1995年(平成7年)2月にかけて、先頭台車が電動台車になるように振り替えが行われた。この際、電動台車となった先頭部の床面に主電動機点検蓋を設置し、付随台車となった妻部の主電動機点検蓋は、初期に工事を行った3256・3257・3273・3276以外は開閉不可とし、枠のみ残し取っ手を撤去した。このうち3232・3241・3248・3249・3265・3268・3277・3280の8両は後述の塗装変更と同時期に施工された。なお、4両編成の3298編成にはこの工事は施工されていない。 また、1991年(平成3年)3月19日から1995年(平成7年)3月31日までは京成車両による京急久里浜線三崎口駅までの乗り入れが存在し、乗り入れ初日には本形式の8M車が充当され、以降は3100形や3150形など先頭が電動台車の形式が運用されたが、脚力の問題から3700形や3400形の増備が進むにつれそれらがほぼ原則的に充当されていた(最終日は3150形で運転、翌4月1日以降は都所属車両に振り替えられた)。
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