友人・仲間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 22:40 UTC 版)
※【】内は予言登場する呼び名である。 バラク(Barak):【恐ろしい熊】 チェレク王・アンヘグの従兄弟にして伯爵。前作ではガリオンに剣術を教える一方、ガリオンの身に危険が及んだとき、凶暴な熊に変身して彼を護っていた。その使命は息子のウンラクにも引き継がれている(ウンラクはゲランの身に危険が及んだときに変身する)。しかし、シラディスから今回の探索にまつわる予言に名前がなく、仮に参加すればガリオンに不幸をもたらすことを知らされたため、やむなく不参加。しかし、ウンラクの一言が彼を意外な行動に走らせる。 レルドリン(Lelldorin):【弓師】 アストゥリア(=アスター)人の弓の達人。ガリオンの無二の親友。前作では、登場から結末まで、熱血漢で直情的で単純かつトラブルメーカーな面を常に見せてくれた。そのトラブルメーカーぶりは今作でも健在だが、いざというときには頼りになる存在。今回の旅への参加に積極的だったが、バラクと同じ理由により参加を諦めざるをえなくなった。 マンドラレン(Mandorallen):【護衛の騎士】 ミンブル人最強の騎士。前作では槍や剣を駆使して敵を次々と駆逐する、ガリオン一行の戦闘の《要》であり、セ・ネドラの『騎士』として西方諸国とアンガラク国家との戦争に従軍した。が、バラクと同じ理由により王子探索の旅への参加を泣く泣く断念。ガリオンたちのいなくなった西方諸国を護る役目に就くことに。本作ではついに悲恋を成就させることになる。 ヘター(Hettar):【馬の首長】 アルガリア人。アルガリア王チョ・ハグの養子にしてガリオンの義理のいとこ(妻はガリオンの母方のいとこ・アダーラ)。前作では馬の言葉を聞ける《シャ・ダリム》の能力をベルガラスに買われ、サーベルを巧みに操って、実の両親の敵であるマーゴ人を倒してきた。が、今回はバラクと同じ理由により、不本意ながら旅に参加できず。 レルグ(Relg):【盲目の男】 ウルゴ人。前作では神・ウルの命に基づいてガリオン一行を助ける一方で、宗教的な罪という理由から他者との肉体的接触を拒んできたが、【絶えた種族の母】ことマラゴー人の最後の生き残り・タイバとの結婚によりマラゴー人の種族再生を担うことになる。と同時に、次代のウルゴ人の指導者ゴリムとなる息子をもうける。そのおかげか、前作にくらべて寛大になった。今回の旅には妻のタイバともども不参加。 ベルディン(Beldin) アルダーの弟子で、ポルガラの『育ての親』でもある。醜い姿で背中にこぶがある。悪態をつくのが上手い。化身は青い縞の鷹である。見た目からは到底考えられないほどの完璧主義者で哲学者でもある。同門のベルガラスとは憎まれ口を叩きあうが、それだけふたりの絆は強い。哲学的な物の見方をするダーニクと馬が合う。 ウルギット (Urgit) マーゴ王。前王タウル・ウルガスの二人目の妻の三番目の息子。策謀家で、血で血を洗う権力争いのすえ王位に就いた。しかし、ウルガスの血を引いておらず、実はシルクの異母弟であることが判明。マロリーの侵略に対抗して西方諸国との同盟を模索する。異母兄シルクから様々な事柄を教えてもらう。 ヤーブレック (Yarblek) ナドラク人商人。前作ではその頭のキレの良さと悪党ぶりを発揮してガリオンたち(※主にシルク)をささやかながらサポートしてきた。本作では、シルクのパートナーとして世界的な商業組織を運営している。ヴェラに翻弄されながらも前作以上にその頭脳を駆使し、シルクとドラスニア王国の摂政ポレン王妃の『橋渡し役』として、ガリオンたちを助けることになる。 ヴェラ (Vella) ナドラクの美女。ヤーブレックに所有されるが自由奔放で激しい気性を持つ。ベルディンに悪態のつき方を習う一方、マロリーで出逢った道化師フェルデガーストとたいへん仲良くなる。
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