原作小説と本作の相違点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 18:22 UTC 版)
「涼宮ハルヒの憂鬱 (アニメ)」の記事における「原作小説と本作の相違点」の解説
原作を忠実に表現したことも特徴である。基本的に台詞を一部カットする程度の変更で、キョンのモノローグ中心のストーリー展開も導入されたが、大きくアレンジされているエピソードも存在する。 『涼宮ハルヒの憂鬱』 - ハルヒがパソコンを調達するためにコンピ研を脅す際に、原作では「輪姦」という言葉が出てくるが、アニメでは放送倫理上、該当する部分が「●(ピー)音」で消されている。原作ハルヒとキョンが閉鎖空間から脱出した翌日、原作では、ハルヒは髪型をポニーテールのつもりでちょんまげのように束ねているが、アニメでは完全にポニーテールにしている。 『孤島症候群』 - 合宿にキョンの妹が参加。行きのフェリー内で行われたババ抜き大会で、負けてジュースをおごらされる役が、古泉からキョンに変更。飲酒シーンを深夜まで遊ぶシーンに変更。自室で倒れていた多丸圭一の服装が、かっちりした背広からラフな格好になっている。事件の真相を追究する描写(原作ではキョンが真相を見抜き、古泉に白状させる)が洞穴でのハルヒとキョンの議論と関係者を一堂に会して真相解明する推理モノのようなシーンにアレンジされており、ラストには原作にはなかったオチがひとつ付け加えられている。 『エンドレスエイト』 - 原作よりループ回数が多い。原作では15498回目にループから脱出するが、アニメではそのシークエンス(第2期13話「エンドレスエイト Ⅱ」)では脱出に至らず、15532回目(第2期19話「エンドレスエイト Ⅷ」)に脱出した。また夏祭りの日に女性3人が買った浴衣の柄は毎回異なり、そのいずれも原作での浴衣の柄とは違うものになっている。 『涼宮ハルヒの溜息』 - 原作ではプロローグだった喫茶店でのハルヒとキョンの会話シーンがアニメ版ではエピローグに変更。また、撮影中のみくるの飲酒シーンで、原作ではテキーラを飲ませているのに代えて甘酒を飲ませている。また、物語後半での古泉のセリフが大幅にカットされている。 『ライブアライブ』 - 軽音楽部のコンサートが原作では翌日だが、アニメ版では当日になっている。また、ハルヒが楽器を持つのはアニメ版のみ。舞台に立てなかった正式メンバーが1人(ボーカル兼ギター担当)ではなく2人(ボーカルとギターを別々の生徒が担当)になっており、本編中で演奏する曲数も5曲から2曲に減っている。また、古泉による解説シーンがカットされ、後半はラブコメ風の雰囲気にアレンジされている。
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