原作小説のエピソード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 07:09 UTC 版)
「ドン・キホーテ (バレエ)」の記事における「原作小説のエピソード」の解説
バレエ『ドン・キホーテ』の物語は、原作小説の後篇に登場する、キテリアとバシリオの恋物語を翻案したものである。原作小説の該当部分のあらすじは以下の通りである。 ドン・キホーテとサンチョ・パンサは、旅の途中で豪華な婚礼の宴に参列する。結婚するのは、金持ちの農民カマーチョと、美しい百姓娘キテリアである。キテリアにはバシリオという恋人がいたが、貧しいバシリオとの結婚を父親に反対され、カマーチョと結婚することになっていた。結婚式の最中、突然バシリオが現れ、キテリアの不実をなじって自らを剣で刺す。瀕死のバシリオは、今からでもキテリアと結婚させてほしいと請う。カマーチョはバシリオがすぐ死ぬのであればとその願いを認め、キテリアも同意する。司祭が2人を祝福した途端、バシリオは跳ね起きて身体から剣を抜く。自殺が偽装だったことに気が付いたカマーチョやその一族は憤るが、ドン・キホーテがそれを諫める。こうしてめでたく結ばれたバシリオとキテリアは、ドン・キホーテに感謝し、丁重にもてなしたのだった。
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