博多駅再整備事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:56 UTC 版)
「JR博多シティ」も参照 新・駅ビル「JR博多シティ」と並行して、博多口駅前広場ほか駅ビル周辺の再整備事業が福岡市により実施されている。新駅ビルの開業に合わせて使用を開始する予定となっていたが、一部の事業対象施設の完成は、ビル開業以降にずれ込んだ(後述)。 対象事業は次のとおり。 博多口駅前広場(新駅ビル前面)の再整備北寄り地上部、および南寄り地上部と地下部。地下部には地下通路、新地下街(アミュプラザ博多所属)および地下駐車場が整備される。 新駅ビル地上2階部分(博多口側)の空中回廊(ペデストリアンデッキ)の設置。 博多口駅前広場地下駐車場と地上との車両連絡路の建設。 連絡路など 地上1階には既存の中央コンコース(筑紫口と博多口を結ぶ)の南側に、連絡通路を新設。地上2階部分(博多口側)には隣接する博多バスターミナル(旧・福岡交通センター)、旧・博多郵便局(現・KITTE博多)ビル方面に通じる空中回廊(ペデストリアンデッキ)を設ける計画となっていた。2011年3月3日の新駅ビル開業時点では、この内、博多バスターミナルへのデッキだけが建設され開通している。また、大博通りに面する博多新三井ビル付近の歩道まで、「博多駅歩行者連絡橋」としてデッキを延伸し、2012年12月20日に開通した。また、同デッキはKITTE博多・JRJP博多ビル(現・博多郵便局が入居)方向にもそれぞれ延伸された。 駅前の博多口交差点を横断する地下通路が整備された。 駅ビル中央コンコース周辺に広場が設けられた。 博多口駅前広場 主として、既存のタクシープールや地下鉄入口がある北寄り部分と、工事開始以前には平面駐車場などがあった南寄り部分とに分かれる。南寄り部分は一新され、特徴的なデザインの巨大な屋根モニュメントが置かれる。福岡市によると、イベントを行なったり、市民の憩いの場となる交流スペースを設けたりする。南寄り部分の地下には、地下1階に新地下街(アミュプラザ博多所属)、地下2階に新設の地下送迎場(後述)が設けられた。なお、地下3階部分は隣接するKITTE博多と連結されKITTE博多・JR博多シティ駐車場となり、出入り口はKITTE博多南側に設置され2016年4月21日に開業した(後述)。 駅前広場北寄り部分は地上部に、タクシープール、一般車乗降場が集約され再整備された。 2011年3月3日の時点では地上部分については殆ど完成し使用されている。南寄り部分には、博多警察署博多駅前交番が、筑紫口より移転して設置・使用されている。 駅前広場南寄りの地下1階には、「JR HAKATA CITY駐輪場」がオープンしている。料金は、自転車と50cc未満のバイクが2時間まで駐輪無料。2時間を超えて1日ごとに自転車は100円、バイクは200円となる。 駅前広場地下の送迎場等 駅前広場南寄り部分の地下2階に、46台分の一時駐車場と一般車地下送迎場 および福岡市タクシー協会協賛の「プレミアムタクシー」専用タクシープールを持つ「博多駅地下送迎場」が新たに建設された。博多駅地下送迎場の出入口は、博多口交差点から西方の「はかた駅前通り」上に西向きに設置されている。この施設の完成は九州新幹線鹿児島ルート全線開業から2度の延期を経て2011年10月31日にずれ込んだ。当初は地下2階と3階に計約200台分の駐車場を建設する予定だったが、前述のとおり地下2階部分だけの小規模な駐車場に留まった。一方、隣接するKITTE博多 の地下2階・地下3階に約120台分の駐車場が設置されるが、この地下3階部分は、「JR博多シティ地下駐車場」の3階部分(約110台分、新設)と接続され一体化する。なお、どちらも出入りはKITTE博多の敷地南面の専用出入口からとなる。
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