加賀見三兄弟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 09:52 UTC 版)
加賀見恭介 -相葉健次、染谷将太(少年期) 加賀見病院院長・英夫と映子の息子。彩の実父。亮太の異母兄。何不自由なく育つが、横暴な父・英夫に反抗し山梨の叔父・謙治の元で暮らす。一目ぼれした珠希が父の自殺した愛人の娘と知りながらも、珠希を愛してしまったことに苦悩していたが、父を失ったことで愛は憎しみに。実は珠希の従兄妹。謙治と再婚した母を嫌ってボストンへ留学していたが帰国、珠希と再会し憎しみをぶつけるが、13年前に起きた真実を珠希から聞くと徐々に心許すようになり、謙治のやり方についていけず反発する。ある雨の夜、珠希の部屋で結ばれたがすぐにそっけなくされる。しかし心の底から珠希を愛しており、共に安楽死事件の罪をかぶりモザンビークへ旅立とうと珠希に航空券を渡したが、珠希は空港に現れなかった。その後はモザンビークで医療に携わっていたが現地で留学時代の友人と出会ったのを機にアメリカへと渡り、アメリカで医師として働くも、珠希が空港に現れなかった経験から人間不信となり、人を心の底から信用しなくなる。2008年、国会議員の希和子を手術するために日本に戻る。日本を後にしようとした時、悟から映子が倒れたという知らせが入り11年ぶりに加賀見病院へ行くと珠希と再会、珠希への憎しみが爆発。日本に残り珠希への復讐を決意する。 小暮(加賀見)悟 - 渋江譲二、布川隼汰(少年期) 謙治と小暮恵の息子であるが謙治から認知されていない私生児。珠希の夫で彩の義父。珠希を思うが、その気持ちは伝わらない。だが実は、珠希の異母兄。謙治が加賀見病院院長になり映子と再婚すると加賀見家に迎えられる。加賀見病院で勤務する同僚として珠希の理解者であるが大人になっても変わらず珠希を愛しており、亮太から身を引くように諭されたうえに、自らの心臓外科医としての未熟さからやけになり珠希の身体を無理やり奪う。妊娠した珠希から求婚され、戸惑いながらも結婚を承諾。珠希が臨月を迎えた時、亮太の遺書を偶然発見してしまい顔をこわばらせる。2008年、加賀見病院の実質的な院長となり家族に囲まれ幸せに暮らしていたが…。 七瀬(加賀見)亮太 - 龍弥(現・太田智也)、宇佐美魁人(少年期) 千尋と英夫の息子であるが英夫から認知されていない私生児。珠希の義弟(実は珠希の従姉弟)。恭介の異母弟。珠希とは血のつながりはないが実の姉だと思って育ち、白血病発病を期に謙治の世話になる。珠希逮捕後は東京の加賀見病院で療養・完治し、謙治が再婚した時に加賀見家の養子になるが、慕い続けていた義姉が殺人を犯したショックや恭介の影響から珠希を激しく恨む。秀慶大学で心理学を学んでいたが、加賀見病院に珠希がいることを知り、屋上から突き落とそうとするが謙治の真の狙いを知り、自分が利用されていた事を知ると加賀見家の人間を恨む。復讐のために珠希に求婚し、さらには加賀見家を破滅させるべく石川と手を組んで「心臓血管センター準備室長」の肩書きを手に入れ、加賀見病院から医師や看護士を大量に引き抜いて経営危機に追い込むが、実は行き場のない恨みに苦悩していた。映子によって準備室長の肩書きを失った後、珠希と仲直りするが、白血病再発で倒れる。自分が珠希の負担にならないよう首吊り自殺を図り、珠希と恭介が蘇生を試みるも植物状態に。それを悲しんだ珠希の手によって薬物を注入され、涙を流しながら安楽死する。生前、事務員の歩美に託した謙治を告発する遺書はその後の珠希たちの運命を変えてしまう。自殺は病気を苦にしただけでなく、自らの死によって謙治への罪の意識を植え付けるためであった。(第1部-第2部の出演)
※この「加賀見三兄弟」の解説は、「愛讐のロメラ」の解説の一部です。
「加賀見三兄弟」を含む「愛讐のロメラ」の記事については、「愛讐のロメラ」の概要を参照ください。
- 加賀見三兄弟のページへのリンク