加害者のプロフィール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 05:12 UTC 版)
「江東マンション神隠し殺人事件」の記事における「加害者のプロフィール」の解説
加害者の男は1975年(昭和50年)1月5日生まれで、本籍地は岡山県岡山市。4人兄弟姉妹の長男として出生したが、1歳11か月の時に浴槽の蓋の上に乗ったところ、蓋が落ちて熱湯の入った浴槽に落ちて両脚に大やけどを負った。そのやけどの跡が赤いケロイド状に残ったことから小学生のころからいじめにあったが、低学年のころにそのことで泣きながら父親に相談すると「そんなことで泣くな」などと怒鳴られ、それ以来は「いじめに遭っていることを誰にも相談できない」と思うようになり、次第に人と接することを避けるようになり「自分がやけどしたのは両親のせいだ」とも思うようになった。中学校入学に前後して思春期を迎えたが、やけどのために「自分は女性や恋愛には無縁だ」と考えるようになったほか、両親への恨みを深めて「早く両親の元から離れたい」と考えたため、1993年(平成5年)3月に地元・岡山県の県立高校情報処理科を卒業すると、東京都内のゲーム会社に入社したが、4年余り勤務したところでゲームの仕事に飽きたこともあり会社を辞めた。その後は派遣社員としてコンピューターソフト開発会社に勤務し、会社を替わるなどした後に技術を認められて引き抜かれ、月額50万円の個人契約社員として勤務していた。 容疑者のmixiのプロフィール欄には「だるま、ダルマ、達磨、四肢切断」と記載されており、四肢切断(アポテムノフィリア)に異常な執着を見せていた。mixiにも四肢切断した女性のアニメ風イラストをアップロードしたり、コミックマーケットでも女性を四肢欠損させた同人本を複数製作していた。 被害者女性は、東京都内の会社法人に勤務し、事件現場となったマンションには姉と同居していた。加害者男と被害者女性の間に面識はなく、加害者男は被害者女性の名前も年齢も知らなかった。若く太っていない女性を無差別に狙った、強姦、性的暴行、婦女暴行目的の犯行であった。 加害者は事件2日後の4月20日に被害者の父親とエレベーターで乗り合わせた際に「大変なことになりましたね」と声を掛けたほか、マンションの管理会社に対し電話で「監視カメラが足りない」などとクレームを入れたり、マンションの外で待ち構える多くのマスメディアのインタビューに応じて自分が殺害した女性の失踪を心配するそぶりを見せたり、事件と無関係を装っていた。
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