加害者の余罪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 07:15 UTC 版)
「東名高速夫婦死亡事故」の記事における「加害者の余罪」の解説
加害者Xはこの事件に前後して、山口県内で以下のような事件を起こしている。 2017年5月8日20時15分 - 20分ごろに山口県下関市内の道路上で自車を追い越した乗用車に立腹して「車を停めさせ運転手を降車させて文句を言おう」と考え、執拗にパッシング・クラクション・進路妨害停車を繰り返した上、自車が停車した直後に相手車両が停車すると降車してその運転席側に近づき、20時25分ごろまでの間に運転席窓ガラス・フロントガラスを手で叩きながら運転手に「おい!俺に喧嘩を売っているのか!出てこい!殺すぞコラァ!」などと怒鳴りつけて降車を要求したが、運転手が山口県警察に110番通報したため、未遂に終わった(強要未遂罪)。 2017年5月9日1時ごろ、山口県下関市内の国道上で他人所有の自動車の運転席ドアを3回足蹴りし、へこませるなどして損壊した(損害見積額合計236,300円・器物損壊罪)1件目の事件に関しては山口県警察が自動車運転処罰法違反(過失傷害)容疑で書類送検し、山口地方検察庁が起訴猶予処分としていたが、死亡事故後の捜査で神奈川県警から横浜地方検察庁へ追送検された。また2件目の事件に関しては山口地検が横浜地検に事件を移送し、両事件とも横浜地方裁判所へ追起訴された。 (死亡事故後の)2017年8月21日12時30分ごろ、山口市内の国道2号をレンタカーで運転中、自車を追い抜いた乗用車に立腹して「車を停めさせ運転手を降車させて文句を言おう」と考え、同日12時40分ごろまで道路上で車線変更・減速・幅寄せなどで進路妨害を繰り返し、相手車の助手席側ドアを手で叩くなどした。同日12時40分ごろに同車が停車すると、その前方に自車を停車させ、降車して相手車両の助手席側付近に近づき、12時47分ごろまでの間に助手席側ドアノブを引っ張ったり、助手席側および運転席側窓ガラスを手で叩くなどして「降りてこい!」「出てこいコラァ!」と怒鳴りつけるなどして降車を要求したが、相手運転手が警察に通報したため未遂に終わった(強要未遂罪)。この事件は死亡事故を受けて神奈川県警に任意提出していた自分の車を受け取る手続きを神奈川県内で済ませ、レンタカーで自宅に帰る途中に起こしていたほか、加害者は通報を受けて駆けつけた警察官が対応していた際も「殺すぞ」と何度も声を上げ「俺は人を殴るために生きている」などと叫んだ。また同事件被害者の車は死亡事故の被害者一家と同じ車種だった。
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