別冊宝島20『センス・パワー!』
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「Jam (自販機本)」の記事における「別冊宝島20『センス・パワー!』」の解説
別冊宝島20『センス・パワー!』(JICC出版局, 1980年10月)は、5つの編集グループが完全版下まで制作して、それぞれ5種類の雑誌を作り、それを1冊にまとめた構成になっている。このうち『HEAVEN』編集部は「ポップ・アヴァンギャルド」の分類のもと、全261頁中50頁にわたって『HEAVEN』の誌面をほぼ完全再現した。 奥付の著者紹介では「『HEAVEN』の前身、月刊『Jam』は、知る人ぞ知る自販機雑誌の傑作。パンク・ニューウェーブのねじくれた感覚を雑誌編集に持ち込んで偏執狂的なエディター・シップぶりを発揮している。熱狂的なファンが少なくない」と紹介されている。 何と言ってもおもしろい ポップ・アヴァンギャルド その完全なる全身歓喜法(カンセー・トレーニング)大公開 (作・構成=HEAVEN EXPRESS. 高杉弾+山崎春美+近藤十四郎+山本勝之) いつか夢で見た前衛の泡を求めて… コミュニケーションなんて知らないよ!「この魚は激怒する馬ですか?」「はい確かに猿でした」 病気におけるポップ・アヴァンギャルド──病気が今一番新しいポップ・アヴァンギャルドだ ポップ・アヴァンギャルド文学カタログ──世界を小説のように読むことが気持ちいい 早大文化新聞 G・馬場、首を複雑骨折 お茶の間の大巨人、自分尺八に失敗!! 愛のないセックスはまるでダダのようだ──まず自分の肉体で溶けていく世界を感じよう 俺は俺、お前はお前、それがパンクさ──特攻精神こそパンクだぜ、ベイビー 豊かな前衛生活とはいかなるものか? 感性レポート「しなやかな金魚ばちが重要です」(味之本真一) 今、一番ナウい「イソの動物」の世界──ビニール、プラスチック、プランクトンうようよ 漫画「楽園の午後」(作・画=渡辺和博) オカルトなくして、何がセンス・パワーだ! 「UFO撃墜協会」を見逃す手はないぞ! ある男のノートから……パラノイアックなフラグメントをどう生かすか 切腹画報・臨時増刊号──切腹に切腹が切腹の切腹で感性トレーニング 難病と悩み事で苦しむ人は来れ!! ダリのハルシノゲン? 序章・その(一) “マイナー”は世界のライヴ音楽の良心である──すれ違う演奏に、背骨が見えるかもしれない(山崎春美著『天國のをりものが』に「すれ違う演奏に、背骨が見えるかもしれない」と改題して収録) 号外 早大文化新聞 ヌード童謡歌手 斉藤こじ恵逮捕 なんと大麻・覚醒剤を所持!! 恐るべき酒池肉林生活・若者特有の〈甘え〉露わに! 21世紀は女子供の時代だ──偉大なる生理と、ロリータの中に前衛を見よ!(山崎春美の無記名原稿) 暗闇の中の光(すべて点字) ポップ・アヴァンギャルド・ライフ──キミにもできる感性ジャンプのための実生活 大変なことになってしまった──気配だけですべてを察知できなきゃ、ウソだぞ ポップ・アヴァンギャルド・フレーズ──思い出そうとしても忘れられないあのフレーズ集 むずかしい世の中である。
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