初代 龍村平藏
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龍村平藏(1876年11月14日-1962年4月11日)初代龍村平藏は1876年(明治9年)、大阪博労町(現・大阪市中央区)の両替商平野屋の平野屋平兵衛の孫として生まれる。幼時から茶道、華道、謡、仕舞、俳諧と文芸美術の豊かな環境の中で育った彼は、とりわけ俳諧において非凡なる才能を発揮[要出典]。 初代龍村平藏が16歳の時、祖父が死去。これをきっかけに家業が傾きはじめたことから、彼は退学し、西陣にて呉服商の道へと進む。当初は販売に従事していたものの、徐々に織物の技術研究に没頭するようになりました。1894年(明治27年)、18歳で織元として独立。商売も順調に拡大し、30代という若さで「高浪織」や「纐纈(こうけち)織」など数々の特許を取得、周囲に衝撃を与えた。 初代をモデルにした小説として宮尾登美子の『錦』(2008年)がある。 1876年(明治9年) - 大阪の両替商の長男として生まれる。 1887年(明治20年) - 立花小学校を卒業。大阪商業学校に進学。 1892年(明治25年) - 大阪商業学校を中退し、手に職をつけるべく呉服の道へ。 1894年(明治27年) - 織物業を創業。 1906年(明治39年) - 龍村製織所設立。 1956年(昭和31年) - 日本芸術院恩賜賞を受賞。 1958年(昭和33年) - 紫綬褒章を受章。 1960年(昭和35年) - 財団法人大日本蚕糸会より恩賜賞を受ける。 1962年(昭和37年) - 急性肺炎のため兵庫県の自宅で死去(享年86歳)。
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