纐纈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/10 06:54 UTC 版)
纐纈(こうけつ、こうけち)
- 奈良時代の絞り染めに対する名称の一つ。「鹿の子絞り」や「疋田絞り」のこと。
- これを図案化した日本の家紋。「目結紋」のこと。
- 日本人の姓の一つ。岐阜県発祥の姓[1]で、絞り染めの方法のひとつ「こうけち」が由来[2]。岐阜県南部(主に東濃)から愛知県尾張地方に多い[3][2]。読みは「こうけつ」が多く他に「こうきつ」「はなぶさ」「きくとじ」とも読む[4]。交告(こうけつ)はこれを簡略化したもの。
- 纐纈姓、交告姓の著名人
- 纐纈弥三 - 警視庁特高課長、官選大分県知事、衆議院議員
- 纐纈厚 - 歴史学者
- 纐纈みさき - タレント
- 纐纈卓真 - 空手道選手
- 纐纈一起 - 大学教授、地震学者
- 橘家竹蔵 - 落語家(本名は纐纈勅男)
- 纐纈琴巴 - アナウンサー
- 纐纈洸翔 - 競輪選手
- 交告尚史 - 大学教授、行政法学者
- 交告弘利 - プロ野球選手
関連項目
出典
- ^ 全国名字辞典123P、森岡浩、東京堂出版、1997年、ISBN 978-4490104547
- ^ a b KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2024年12月28日). "【#静岡競輪 #ヤンググランプリ2024】". X(旧Twitter)より2025年1月10日閲覧。
- ^ 県別名字ランキング事典91P、森岡浩、東京堂出版、2009年、ISBN 978-4490107739
- ^ “「纐纈」さんの名字の由来、語源、分布。 - 日本姓氏語源辞典・人名力”. 日本姓氏語源辞典. 2020年5月15日閲覧。
纐纈
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 21:03 UTC 版)
絞り染の一種で、糸で括(くく)り防染することで文様を白抜きに表す。そのもっとも単純なものは目結文(めゆいもん)と呼ばれるもので、布面を小さくつまんで糸で括り、染液に浸すと、括られた部分が防染され、鹿の子状の文様が現れる。正倉院宝物には纐纈で縞状の文様を表した袍がある。正倉院裂の纐纈には複雑な文様を表したものはなく、裏地などの目立たない部分に用いられた例が多い。上代の三纈のうちでは、平安時代以降も引き続き行われた唯一のものである。
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