初代津電灯の設立とは? わかりやすく解説

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初代津電灯の設立

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 01:43 UTC 版)

津電灯」の記事における「初代津電灯の設立」の解説

三重県県庁所在地津市における電気事業者は「津電灯」という。初代津電灯株式会社は、1896年明治29年5月19日資本金3万円設立された。設立中心となったのは、初代社長となった内多正雄や2代目社長となる川喜田四郎兵衛地元実業家で、株式募集対象者市内現住者に限られていた。社屋津市南堀端中部電力支店所在地)に建設された。 電源火力発電所であり、石炭搬入の便が良い本社裏手岩田川沿いに設置当初出力30キロワット交流発電機を1台のみ備えた機械据付完了につき1897年明治30年3月より試運転始め工事竣工に伴い3月31日夜に無料点火行った上で4月1日より営業開始した。三重県下における電気事業の開業津電灯が初。ただし年内宇治山田町(現・伊勢市)で宮川電気(後の伊勢電気鉄道)、四日市市四日市電灯(後の北勢電気)が相次いで開業し主要都市には出そろった津市出現した電灯はその明るさ評価され初め320であった電灯需要家数は1か月後2倍の767戸へと拡大した。ただし当時電灯料金高く石油ランプ用い灯油代の約10であった発電所その後順次拡張された。まず1900年明治33年10月60キロワット発電機が1台追加される次いで1905年明治38年10月同型機1台が増設された。さらに1907年明治40年3月津市内での関西府県連合共進会開催に伴い150キロワット発電機増設され、発電所出力300キロワットとなった。それでも会期中は発電力が不足するため、名古屋電灯から設備借用して会場近く出力70キロワット臨時発電所設置して対処している。 1910年初頭時点における津電灯資本金20万円会社で、社長喜田四郎兵衛下すべての役員津市内の人であった

※この「初代津電灯の設立」の解説は、「津電灯」の解説の一部です。
「初代津電灯の設立」を含む「津電灯」の記事については、「津電灯」の概要を参照ください。

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