函数空間とは? わかりやすく解説

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かんすう‐くうかん〔クワンスウ‐〕【関数空間】

読み方:かんすうくうかん

一定の区間定義され連続性をもつ関数全体集合


関数空間

(函数空間 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 04:35 UTC 版)

関数空間(かんすうくうかん、function space函数空間)とは、特定の空間上で、ある性質を持つ関数の全体を幾何学的な考察の対象として捉えたものである。


  1. ^ 関数をもう少し一般の写像に取り替えることを考えるとき、ある集合から別のある集合への「写像の全体」は配置集合と呼ばれる(関数空間というのは配置集合の特定の部分集合であるということである)。このとき一般には値域には演算が定義されているとは限らないため、代数的な構造は自然な形では期待できない。
  2. ^ この場合、「関数」という言葉に位相空間や一様空間に値をとるような(また定義域も位相空間であるような)写像を含めるほうが都合がよいため、しばしばそのように扱われる。もちろん、実数の全体 R や複素数の全体 C は通常の位相で一様位相空間である。


「関数空間」の続きの解説一覧

函数空間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 04:53 UTC 版)

関数 (数学)」の記事における「函数空間」の解説

詳細は「函数空間」および「函数解析学」を参照 解析学あるいはより具体的に函数解析学において、特定の性質共有するスカラー値またはベクトル値の函数からなり位相線型空間を成すような集合を函数空間と呼ぶ。例えば、コンパクト台付き(つまり、適当なコンパクト集合外側では常にとなる)滑らかな実函数全体の成す集合は、シュヴァルツ超函数論の基盤となる函数空間を成す。 函数空間ではその代数的および位相的性質利用して函数性質調べることができるようになるから、より進んだ解析学において函数空間は基本的な役割を果たすことになる。例えば、常微分方程式偏微分方程式における解の存在や一意性を言うすべての定理は函数空間を調べることで得られ結果である。

※この「函数空間」の解説は、「関数 (数学)」の解説の一部です。
「函数空間」を含む「関数 (数学)」の記事については、「関数 (数学)」の概要を参照ください。


函数空間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 00:46 UTC 版)

ベクトル空間」の記事における「函数空間」の解説

任意の一つ集合 Ω から体 F への函数全体また、よくある点ごとの和とスカラー倍によって、ベクトル空間を成す。即ち、二つ函数 f, g の和 (f + g) は (f + g)(w) = f(w) + g(w)定義される函数であり、スカラー倍も同様である。そのような函数空間は多く幾何学的状況生じる。例えば Ω が実数直線 R やその区間あるいは R の他の部分集合などのときである。位相空間論解析学における多く概念例え連続性可積分性可微分性などは、線型性に関してよく振る舞う。即ち、そのような性質満たす函数加算スカラー倍もまた同じ性質を持つ。従って、そのような函数全体の成す集合もまたそれぞれベクトル空間を成す。これら函数空間は、函数解析学方法用いてかなり詳しく調べられている(後述)。代数学的な制約からもベクトル空間を得ることができる。ベクトル空間 F[x] は多項式函数 f(x) = r0 + r1x + ... + rn − 1xn − 1 + rnxn (ただし各係数 r0, ..., rn は F の元)の全体によって与えられる

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