出仕までとは? わかりやすく解説

出仕まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/14 06:26 UTC 版)

ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ」の記事における「出仕まで」の解説

ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセは、敬虔主義神学者牧師のアダム・ストルーエンセとマリア・ドロテアの間の6人兄弟3番目の子として、ドイツプロイセン王国マクデブルク公領英語版)のハレ生まれた生家中産階級属し社会的地位もあったが、特別に厳格であった宗教的に不寛容家庭ではなかった。子供への教育には熱心で、息子の3人は大学行ったが、いずれものような神学者とはならなかった。2人の娘は牧師結婚したヨハン・フリードリヒは、15歳迎えた1752年8月5日ハレ大学入学して医学学び1757年12月12日卒業した大学で彼は啓蒙時代理念出会い社会政治批判改革について学んだ。これらの新し思考強く影響受けて熱心な信奉者となり、無神論ジャン=ジャック・ルソー著作、『百科全書』を喧伝した。 1758年、父アダムアルトナマリア教会主任牧師となり、妻やヨハン・フリードリヒ扶養にあった子供たちとともにアルトナ移り住んだヨハン・フリードリヒはすぐにアルトナ、ランツァウ伯爵領地、そしてピンネブルグ地区での民衆医として雇われることになったとはいえその賃金わずかなもので、ヨハン・フリードリヒ私的な診療でその欠を補おう考えた1760年両親レンツブルク英語版)に移り、父アダム公国主任監督主教)、次いでシュレースヴィヒ=ホルシュタイン総監督に就任した23歳になっていたヨハン・フリードリヒは、初め経済的な自立迫られた。彼の豪勢な暮らしぶり収入見合ったものではなかったが、その知識深さ優雅な物腰ですぐに上流層の人気者となり、物議を醸すような発言不道徳な行い社交界をにぎわした。 野心的物怖じしないヨハン・フリードリヒは、デンマーク外務大臣ヨハン・ハルトウィグ・エルンスト・フォン・ベルンストルフ(英語版)に扮してデンマーク政府資金調達要請したりもした。啓蒙運動論文手を染めたりもした。彼は、自分には単なる医者よりももっとなるべきものがあると考えていた。

※この「出仕まで」の解説は、「ヨハン・フリードリヒ・ストルーエンセ」の解説の一部です。
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