再集計(さいしゅうけい)
投開票の結果、候補者の上位2名の得票差がわずかになったとき、もう一度、開票作業をやり直す。集計を慎重に行うことで、作業のミスを防ぎ、民意を正確に反映させることが目的である。大統領選挙のほか、議会議員選挙にも適用される。
フロリダ州の法律では、得票数の差が総得票数の0.5%以内に収まったときに、再集計を行うことが規定されている。
アメリカの大統領選挙では、コンピュータで読み取るカード式の投票用紙が使われるため、再集計の結果が大きく動くということはほとんどない。しかし、2人の候補者間で得票数が迫っていることには変わらず、(特に海外からの)不在者投票の到着を待つまで最終的な結論が出ないということになる。
一方、日本の公職選挙法には、再集計の規定はない。アメリカとは違い、記名式の投票用紙を使うわけで、無効票の判定方法によっては得票数のゆらぎが発生することもある。このような問題の解決は、選挙結果の無効を求める訴訟によるしかない。
(2000.11.11更新)
再集計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 13:49 UTC 版)
「2020年アメリカ合衆国大統領選挙」の記事における「再集計」の解説
11月11日にジョージア州務長官は通常の監査プロセスに加えて、州全体の投票の再集計を命じた。当時バイデンは14,112票で0.3パーセントのリードを持っていた。監査は11月19日に終了し、12,670票でバイデンのリードを確認した。票数の変化は州のサーバーに適切にアップロードされなかったメモリカードを含む多くの人為的エラーによるものであり、元の集計の不正によるものは確認されなかった。結果を証明した後、ケンプ知事は、不在者投票の要求の署名を実際の投票と比較することを要求し、この要求が不可能であったにもかかわらず、さらに別の方法による監査を求めた。郵送投票用紙の署名と封筒は、選挙事務所が最初に受け取ったときにチェックされ、その後、投票用紙の機密性を確保するために投票用紙が封筒から分離される。トランプ陣営は機械の再集計を要求し、ジョージア州の1つの郡につき20万ドルの費用がかかると見積もられた。この再集計により、三度バイデンの勝利を確認することになった。
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