台湾全域
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「2004年中華民国総統選挙」の記事における「台湾全域」の解説
e • d 2004年中華民国総統選挙(2004年3月20日施行)候補者 所属政党 3月20日中央選挙委員会公告 5月18日再集計結果 11月4日高等法院判決 総統 副総統 得票数 得票率 得票数 得票率 得票数 得票率 陳水扁 呂秀蓮 泛緑連盟 6,471,970 50.11% 6,446,900 50.09% 6,461,177 50.10% 連戦 宋楚瑜 泛藍連盟 6,442,452 49.89% 6,423,906 49.91% 6,435,614 49.90% 有効票数(有効率) 12,914,422 97.45% - - - - 無効票数(無効率) 337,297 2.55% - - - - 投票総数(投票率) 13,251,719 80.28% - - - - 棄権者数(棄権率) 3,255,460 19.72% - - - - 有権者数 16,507,179 100.0% - - - - 出典:中央選挙管理会、高等法院 投票は台湾時間16時で締め切られ、即日開票の結果、投票率は80.28%で、得票数は、陳総統候補・呂副総統候補が647万1,970票(50.11%)、連総統候補・宋副総統候補が644万2,452票(49.89%)となり、陳候補が総統に、呂候補が副総統に当選した。その差はわずか2万9,518票(0.22ポイント)、33万7,297票(2.5%)あった無効票の数よりもはるかに少ない票差という大接戦だった。これらの結果が見えてくるやいなや、落選が確実となった連戦・国民党主席は、彼の支持者の前で「この選挙は無効」「陳水扁銃撃事件は自作自演だ」と訴える抗議を表明。支持者を巻き込んで行われた抗議デモは数日間続いた。一時的に中央選挙委員会の機能がマヒしたことさえもあった。中央選挙委員会の本部が入っているビルの正面玄関を抗議デモ隊が取り囲み、3月26日にはビル内に突入したことで警官隊と衝突、中央選挙委員会による当選公告も法定ぎりぎりの26日にまでずれ込んだ。これら連戦陣営の抗議を受けて、再選した陳水扁総統は、高等法院(日本でいう最高裁判所)による票の数え直しと、それに向けた緊急の法制定に応じた。高等法院では、連氏が提出した選挙無効と票の再集計請求の訴えを受理(ただしいったん差し戻した)、陳総統の同意も受けて、票の再集計に対する審理が行われた。5月10日から再集計が開始され、再集計が行われる一方で、5月20日には陳水扁総統の就任式が行われた。
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