再開館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 06:30 UTC 版)
建物の老朽化や道路拡張工事等の事情により、1994年(平成6年)5月に2代目の建物を取り壊した。同年12月1日、48席の映画館として再オープン。2004年(平成16年)からは毎年秋に『大黒座まつり』(当初は「大黒座オリオンちかぢか祭」)と題したイベントを開催している。 2005年(平成17年)、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭「鉄ちゃんシネマ大賞」を受賞。2005年4月23日に苫小牧市にシネコン「ディノスシネマズ苫小牧」がオープンした影響で、同市中心部にあった苫小牧日劇、苫小牧東宝・セントラル映劇が相次いで閉館している。 2013年(平成25年)、長年続けたフィルム上映の減少を機にデジタル上映設備を導入。同年12月21日『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(監督長井龍雪)と『そして父になる』(監督是枝裕和)からデジタル上映を開始した。また長らく制作していなかった公式ウェブサイトが2014年(平成26年)1月に開設されている。 2018年(平成30年)で創業100周年を迎え、同年秋には『第72回北海道新聞文化賞』社会文化賞を受賞した。だが令和に改元された翌年の2020年(令和2年)に新型コロナウイルスが全国的に感染拡大。北海道でもいち早く道独自の緊急事態宣言を発令したが、政府の方針も重なり同年4月20日から5月31日まで大黒座は臨時休館した。 「北海道における2019年コロナウイルス感染症の流行」および「鈴木直道#新型コロナウイルス」も参照 2021年(令和3年)4月1日付で日高本線の鵡川駅 - 様似駅間が完全廃止され、最寄駅だった浦河駅も鉄道駅としての業務を終了したため、周辺に鉄道駅と鉄道路線が存在しない道内唯一の映画館となった。
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