再始動:ショーン&ヨーコ
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「プラスティック・オノ・バンド」の記事における「再始動:ショーン&ヨーコ」の解説
2008年9月に息子ショーンがチボ・マットの本田ゆからと音楽レーベル「キメラ・ミュージック」を立ち上げると、オノはレーベルのコンピレーション・アルバムに「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」として参加することを決め、レコーディングを行った。 2009年1月21日、キメラ・ミュージックはコンピレーション・アルバム『Chimera Music Release No.0』の日本先行リリースに合わせて、東京渋谷のLIQUIDROOM ebisuでショーケース・ライヴ「Chimera Music Show」を行った。その際、オノはゲスト出演していたコーネリアスこと小山田圭吾とそのバンドの演奏を非常に気に入り、彼らをニューヨークに招き、ダニエル・カーターなど地元の即興演奏家たちとともに新しいアルバムを制作することにした。アルバム『ビトウィーン・マイ・ヘッド・アンド・ザ・スカイ』が完成すると、9月16日の日本先行リリースに合わせて来日し、テレビ番組に出演するなど、積極的にプロモーション活動を行った。さらに11月18日に東京国際フォーラムで、24日には大阪芸術ホールで35年ぶりの来日公演を行った。また11月26日には東京でショーケース・ライヴ『CHIMERA MUSIC SHOW #1』に出演した。 2010年2月16日、ニューヨークにあるブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージックのハワード・ギルマン・オペラハウスで、約40年ぶりとなる1日限りのコンサート『WE ARE PLASTIC ONO BAND』を開催した。このライヴには、クラプトン、ポール・サイモン、ベット・ミドラーらがゲスト出演した。また10月1日、2日には『WE ARE PLASTIC ONO BAND スペシャル・アンコール・パフォーマンス』として、ロサンゼルスのオルフェウム・シアターでコンサートを開催した。このライヴには、ネルス・クライン、イギー・ポップ、レディ・ガガ、キム・ゴードン、サーストン・ムーアらがゲスト出演した。 2011年3月27日、オノとショーンはニューヨークのコロンビア大学 ミラー劇場で行われた『ジャパン・ベネフィット・コンサート』、さらに29日には ル・ポアソン・ルージュで『YOKO ONO & FRIENDS TO JAPAN WITH LOVE』に「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」として出演した。これらは3月11日に発生した東日本大震災 の被災者に対する義援金を集める目的のチャリティ・コンサートであった。10月9日、アイスランド・ レイキャビクで行われた「イマジン・ピース・タワー」の点灯式にオノとショーンが出席、「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」がライヴ演奏を行った。終盤には元ビートルズのスターや故ハリスンの妻オリビア、息子のダーニ、クリスジャンスドッティル・レイキャビク市長も登場し、全員で「平和を我等に」を熱唱した。さらに10月13日には、音楽フェスティバル「アイスランド・エアウェイブス・フェスティバル」に他のキメラ・ミュージック所属アーティストとともに「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」も出演した。12月5日、オノが「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」名義で参加したアメリカのバンド、ザ・フレーミング・リップスのクリスマス・ソング「アトラス・イーツ・クリスマス」の新しいヴァージョンがストリーミング配信された。さらに、12月31日から翌1月1日にかけてオクラホマシティで行われたリップスのライヴに出演した。 2012年4月21日、リップスが レコード・ストア・デイのために限定リリースした2枚組コンピレーション・アルバム『ザ・フレーミング・リップスと愉快な仲間たち』にコラボレーション曲「DO IT!(フィーチャリング・ヨーコ・オノ/プラスティック・オノ・バンド)」が収録された。 2013年2月17日、「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」はオノの80歳の誕生日にベルリンのフォルクスビューネでライヴ・パフォーマンスを行った。4月、オノは20周年を迎える総合芸術イベント『 メルトダウン・フェスティバル2013』(6月14日~23日)のディレクターに就任。初日にロイヤル・フェスティバル・ホールで「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」がライヴ・パフォーマンスを行った。8月28日には、「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」名義のアルバム『地獄の果てまで連れてって』を発表した。4年ぶりのこのアルバムにはレニー・クラヴィッツらが参加していた。10月2日、「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」はアメリカCBSのバラエティ番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』に出演。ニュー・アルバムから「笑い猫が泣いている(Cheshire Cat Cry)」をリップスと共演した。12月24日にはTHE HUFFINGTON POSTによる2013年度のミュージックビデオベスト20に、『地獄の果てまで連れてって』収録の「バッド・ダンサー/BAD DANCER」が選ばれた。 2014年6月29日、「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」はイギリスの『 グラストンベリー2014』に出演した。7月26日には『FUJI ROCK FESTIVAL ‘14』に出演した。 2015年5月17日から9月7日までニューヨーク近代美術館で展覧会『オノ・ヨーコ/ワン・ウーマン・ショー1960-1971』が開催された。期間中のイベントとして8月14日、15日に「ヨーコ・オノ・プラスティック・オノ・バンド」のライヴ・パフォーマンスが行われた。なお、これ以降もオノやショーンは音楽活動を続けているが、「プラスティック・オノ・バンド」としての活動は行われていない。
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