円錐曲線とは? わかりやすく解説

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えんすい‐きょくせん〔ヱンスイ‐〕【円×錐曲線】

読み方:えんすいきょくせん

直円錐円錐面を、頂点通らない平面切ったときの切り口平面曲線。切る傾きによって、円・楕円双曲線放物線ができる。二次方程式が円錐曲線に対応するころから二次曲線ともいう。

円錐曲線の画像

円錐曲線 conic section

円、楕円放物線双曲線などを表す総称

円錐曲線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/30 09:53 UTC 版)

円錐の切断

円錐曲線(えんすいきょくせん、英語: conic curve)とは、円錐面を任意の平面切断したときの断面円錐断面英語: conic section)として得られる曲線群の総称である。

歴史

古代ギリシャのアポロニウスが円錐曲線論の体系を著書にまとめ、[1]中世ヨーロッパではケプラーによって天体の軌道との関連が見出された。またアポロニウスによる総合幾何学的な円錐曲線論はオイラーによって解析幾何学を用いて現代的に書き換えられた。

概要

円錐曲線は、xy-平面 R2 上で定義され、次の陰関数曲線によって与えることが出来る。

  • 円(全ての母線と交わり、底面に平行な平面で切断)
準線を共有する、いくつかの離心率 e に対応する円錐曲線
焦点を共有する、いくつかの離心率 e に対応する円錐曲線

別な定義のしかたとして、直線と、その直線上に含まれないような点 F を取り、点 F から直線への垂線に対して点 F のある方向が正と定めそれを x 軸とする。直線上で点 M' を動かすとき、その直角位置上で FM : MM' = e : 1 (e > 0) を満たすような点 M の集合は円錐曲線を描く。この時、FMMM' の比の値 e離心率といい、直線を準線、 点 F焦点という。

ここで、焦点 F を極とする平面極座標 (r, θ) を新たにとれば、動点 P軌道


円錐曲線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 12:50 UTC 版)

円 (数学)」の記事における「円錐曲線」の解説

詳細は「円錐曲線」、「楕円」、「放物線」、および「双曲線」を参照 2つの点(焦点呼ばれる)からの距離の和が一定あるような点の軌跡楕円という。楕円一般に円を潰したような形をしており、楕円のうち特別な場合――2つ焦点一点一致する場合――が円である(このとき、焦点は「円の中心」と呼ばれる)。一般楕円でなく円であることを特に明示したときには、円のことを正円せいえん)または真円しんえん)と呼ぶことがある

※この「円錐曲線」の解説は、「円 (数学)」の解説の一部です。
「円錐曲線」を含む「円 (数学)」の記事については、「円 (数学)」の概要を参照ください。

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円錐曲線

出典:『Wiktionary』 (2021/09/13 12:40 UTC 版)

名詞

円錐 曲線えんすいきょくせん

  1. (図形) 円錐平面切断して得られる断面曲線切断する所によって楕円真円を含む)・放物線双曲線いずれか得られる

翻訳


「円錐曲線」の例文・使い方・用例・文例

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