具体的対応の例とは? わかりやすく解説

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具体的対応の例

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:10 UTC 版)

緊急地震速報」の記事における「具体的対応の例」の解説

緊急地震速報を受け画像文字音声などでその情報知ったとき、どのような対応をとれば安全性が高まるかという指針関連機関による検討会で出されている。それによる対応の例を以下に挙げる。 「周囲の状況に応じてあわてずに、まず身の安全を確保する」ことを最大基本としている。 家庭職場学校などの屋内速報受け取った場合S波到達せず、P波到達しているか到達前の段階で、ただちにまず窓や戸を開けて避難経路確保したうえで、転倒物や飛散物から離れ地震の発生直後同じようの下に隠れ、頭を防護し揺れ備えることなどが求められる自分のいる場所が震度6強や7の非常に強い揺れであった場合には、S波到達したら収まるまでは何もできない)。 商業施設イベント会場など混雑する場所では、屋内同様に頭を防護し転倒物や飛散物看板照明などの落下物から離れることはもとより混乱を防ぐため、出入り口押しかけないこと、係員などの指示があればそれに従う(係員はただちにドア開放作業にかかるはずである)。 屋外では、転倒物や看板照明窓ガラスなどの落下物から離れできれば耐震性の高い建物中に避難することが求められる加えて崖などの近くでは、崖崩れ落石おそれがあるため、できるだけ崖などから離れることも求められる海岸に近い場合は、津波備えて速やかに高台建物高層階避難することも必要である。 自動車の運転中は、まずハザードランプ点灯などで警告行い慌てずゆっくりと減速して道路左側に車を寄せて停止する追突おそれがあるため、急停止急ハンドル避ける。バス電車の中では、つり革手すりなどにつかまってしっかりと体を支えられるようにすることが求められるまた、エレベーター内にいる際は最寄りの階で止まるようボタン押してすばやくエレベーターから出ることが求められる慌てず冷静に行動することが求められるため、事前に速報受信想定した訓練何度も行うことが望ましい。たとえば、施設管理者向けの指針によれば速報時の対応を盛り込んだマニュアル作成やそれに沿った訓練などが求められている。また、速報システム導入していない施設でも、テレビ携帯電話速報受信されることを考慮して相応マニュアル作成訓練をしたほうがよいとされる

※この「具体的対応の例」の解説は、「緊急地震速報」の解説の一部です。
「具体的対応の例」を含む「緊急地震速報」の記事については、「緊急地震速報」の概要を参照ください。

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