具体的な手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:27 UTC 版)
例として「1組52枚のトランプを、ハート→スペード→ダイヤ→クラブの順で、それぞれのスート(トランプのマークのこと)ごとに、上から1→2→……→10→J→Q→Kの順でソートする」という課題を考える。最初に、52枚すべてを手に取り、そのスートは無視して、数字だけに着目して机の上に山を作る。その作業が完了すると、「1のカードが4枚」「2のカードが4枚」……「Qのカードが4枚」「Kのカードが4枚」という、13の山が机の上に並ぶことになる。次に、「Kの山」の4枚を手に取り、それをスートごと、つまり「ハート、スペード、ダイヤ、クラブ」の4つに区分して机の上に置く。次に「Qの山」を手に取り、先に置いた「Kのカード」と同じスートのものを上に重ねて山にする。「Jのカード」「10のカード」と同様に繰り返し、最後の「1のカード」が終わった時点で、机の上には、「ハート、スペード、ダイヤ、クラブ」の4つの山が完成し、それぞれの山ごとに上から1→2→……→10→J→Q→Kの順になっている。
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具体的な手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/25 10:05 UTC 版)
「グラウンデッド・セオリー」の記事における「具体的な手順」の解説
研究者により様々な方法があるが、標準的な手法としては、文章データを以下のように分類し、コードの数字をつける(あるいはラベル名をつける)。その上で、コードを分類することになる。 分析したいものをよく読み十分に理解し、観察結果やインタビュー結果などを文字にして文章(テキスト、データ)を作る。 データへの個人的な思い入れなどは排除し、できるだけ客観的に、文章を細かく分断する。 分断した後の文章の、各部分のみを読み、内容を適切に表現する簡潔なラベル(あるいは数字、コード)をつける。このラベルは、抽象度が低い、なるべく具体的な概念名とする。 次に、似たラベル同士はまとめ、上位概念となるカテゴリーを作り名前をつける。これらの作業を「オープン・コーディング」という。 ある1つのカテゴリーと複数のサブカテゴリーを関連付け、現象を表現する。サブカテゴリーとは現象について、いつ、どこで、どんなふうに、なぜ等を説明するものである。これらの作業を「アクシャル・コーディング」という。 アクシャル・コーディングでつくった現象を集め、カテゴリー同士を関係づける。これが、社会現象を説明する理論となる。この作業を「セレクティブ・コーディング」という。 このような一連の作業により、社会現象の原因を説明可能な理論や、因果関係の解明を行うことができると考える。例えば、Aというコード(ラベル)が含まれる文に、Bというコードも含まれることが多いならば、AはBの原因になっている(可能性がある)と考える。ただし、これはコードの付け方にもよる。ほぼ同じ内容を、A,B2つのコードで表していた場合、当然だが、2つは同時に含まれることが多くなる。また、十分な量のテキストデータがない限り、因果関係を判断することは難しい。そして、これにより明らかになるのは、あくまでも相関関係(同時に発生するという関係)であり、これが原因と結果という因果関係(原因は論理的に十分に結果と結びつきかつ時間的に先行する)となっているかどうかは、研究者が別途判断しなくてはならない。
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