公金横領疑惑とは? わかりやすく解説

公金横領疑惑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/21 23:38 UTC 版)

クリスティナ・デ・ボルボーン・イ・デ・グレシア」の記事における「公金横領疑惑」の解説

夫のイニャキ・ウルダンガリンは、非営利団体公的資金私的に流用した事件容疑者となっている。この事件絡みクリスティナにも共謀した疑い出てきたため、スペイン検察クリスティナにも裁判所出廷するよう命じた1975年王政復古の後、スペイン王家の直系刑事事件出廷するのは初めてである。しかし2013年5月7日捜査担当予審判事は、従来方針覆し当面王女出頭求めない発表した騒ぎ嫌ったクリスティナは、2013年の夏、子供連れてスイス移住した報じられている。また2013年11月4日スペイン予備判事ウルダンガリン資産差し押さえ命じた2014年1月7日、スペインマヨルカ島の裁判所クリスティナ対し税金詐欺マネーロンダリング容疑出廷命じた。 これを受けたクリスティナ2月8日予審法廷出頭し事情聴取に応じている。王室人間が、刑事事件被告になる可能性もあり、この王室スキャンダルが父のフアン・カルロス1世退位契機のひとつとなった2014年6月25日スペイン裁判所クリスティナと夫イニャキ・ウルダンガリン詐欺罪に問うべきという裁定下した。またスペイン予審判事は、捜査終了し王女合意なければウルダンガリン不正を働くのは難しいとしてクリスティナ資金洗浄税逃れの罪で起訴する方針決めた2014年12月22日スペイン裁判所は、クリスティナウルダンガリンに、脱税をめぐる裁判へ出廷命じたスペインにおいて、王族被告として公判に立つのは初めてとなる。 2015年5月4日保釈金270ユーロ払えずに資産差し押さえ決定した2015年6月12日国王フェリペ6世は姉が保有するパルマ・デ・マヨルカ公爵位を剥奪する予定であることを、勅令発表した国王個人的に面会したうえで、クリスティナ王女国王あてに自らが保有する爵位剥奪要請する書簡送り、ただちに爵位剥奪勅令発行された。 2017年2月17日スペイン裁判所は「経営は夫に任せていた」などとした主張認めクリスティナ無罪判決出した一方課税逃れた収入相当する265千ユーロについては「民事上の責任」として、クリスティナ納付命じたウルダンガリン禁錮6年3カ月有罪判決受けた

※この「公金横領疑惑」の解説は、「クリスティナ・デ・ボルボーン・イ・デ・グレシア」の解説の一部です。
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