修道会の教育活動
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修道会の活動はヨーロッパ全域に広がり、とりわけフランスにおいて盛んであった。やがて、修道会は世界中に女子教育のための教育設備を拡充して行き、多数の女子教育学校を設立した。1639年に、フランスより現在のカナダのケベック州にメール・マリー・ド・レンカルナシオン他数名の修道女が訪れ、この地に北アメリカで最初の女子教育専門の施設を開いた。 日本にはカナダより、1936年10月15日に、メール・セント・マチルドを初めとする三名の聖ウルスラ会の修道女が訪れ、1940年に仙台市木ノ下に聖ウルスラの修道院を設立した。翌1941年には、同会最初の教育設備である「あずま幼稚園」を創設した。更に1948年より「聖ウルスラ学院家庭学校」等、複数の教育機関を設立し、1951年には、「学校法人聖ウルスラ学院」として法人認可を受けた。この後、中学校・高等学校の設立と運営も行い、2005年には、新しいコンセプトのもと小中一貫校としてのプロジェクトを進め、校名を変更して、「聖ウルスラ学院英智小学校・中学校・高等学校」となった。従来女子校であったが、新しい学校名のもと男女共学校となった(参照サイト)。 聖ウルスラを守護者とするカトリックの修道会としては、他に、イタリアのパルマで貧しい少女への慈善教育運動より始められ、1575年に創設された「聖心のウルスラ宣教女修道会(Orsoline Missionarie del Sacro Cuore)」がある。イタリアに本部があり、中国、フィリピン、日本、オーストラリア、台湾に活動支部を備える(SITE)。日本においては、1952年福岡市にその活動拠点を設け、宮崎県延岡市に『学校法人聖心ウルスラ学園』の下、聖心ウルスラ学園付属幼稚園、聖心ウルスラ学園聡明中学校・聖心ウルスラ学園高等学校、聖心ウルスラ学園短期大学の経営を行っている。
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