交番の役割とは? わかりやすく解説

交番の役割

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 23:39 UTC 版)

交番」の記事における「交番の役割」の解説

交番駐在所には、都道府県公安委員会規則などにより管轄区域割り当てられており、交番勤務員は通常その範囲内の治安維持にあたる。ただし、本署指示があったときや緊急の場合には管轄区域かかわらず出動するまた、交番勤務員は、例えパトロールカーによるパトロール留置管理被疑者護送重大な事件の捜査など警察署の他の部署職務応援に回ることもある。これを「補勤」(ほきん)という。 市街地各所警察官詰め所設けることで、周辺地域治安の維持住民利便図ろうというものである交替で番をするところであるためこのように呼ばれる日本の治安良好な要因のひとつは全国交番にあるのではないかと、他の国からの注目は高い。 原則として担当警察官交代勤務により、警察官24時間常駐している。しかし、警察官減少しているため、一定時間のみ警察官滞在する交番や、警察官配置せずにテレビ電話置いただけの無人交番運用されている。この様問題抱えている交番を「空き交番ということがある(後述)。このことで、暴漢から交番逃れたものの無人で、結局暴行受けた、などの事件発生しており、課題となっている。 交番は、地域課パトロール担当警察官常駐するところであるだけでなく、110番通報するまでもない状況の時(例として万引き犯人取り押さえて引き渡す)には警察官出動依頼も可能である。110番通報よりも最寄交番電話をかける方が警察官現場到着早い場合もある(電話受けた交番では制服警察官黒バイ自転車飛んで行く。また、神奈川県警察兵庫県警察岡山県警察などでは交番・駐在所電話番号公表していないため、一般電話から交番直接かけることができない地域もある)。 ただし、電話連絡受けた警察官は、その連絡内容本署報告し指示受けてから出動する他、重要事件の場合はその警察官がさらに交番から110番通報をして、本部組織機動捜査隊鑑識課など)の応援要請してから出動するので、かえって時間がかかることも多く緊急時には交番警察署ではなく110番電話をかけることが推奨される。 その他、管轄地域内で起こった事件事故など報告などが可能である。また、交番には付近住宅地図備え付けられているほか、日常的に管轄区域パトロールを行う警察官近所地理に詳しい場合が多いため、交番で道を尋ね風景はよく見られる警察内部では「地理案内」と呼ぶ)。また、交通量の多い交差点面して設置されている交番では、交通監視機能持たせスピーカー通して注意促したりする場合もある。 総務省による警察対すアンケート調査結果、「交番にはいつも警察官常駐していて欲しい」「いつもパトロールして欲しい」との相反する要望がある。この国民の要望応えるため2003年平成15年8月から福岡県警察全国先駆けて交番駐在所再編行い交番大型化などを実施し治安回復など一定の成果をあげている。

※この「交番の役割」の解説は、「交番」の解説の一部です。
「交番の役割」を含む「交番」の記事については、「交番」の概要を参照ください。

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