交点記念碑
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 09:05 UTC 版)
「アルンシュタイン (ウンターフランケン)」の記事における「交点記念碑」の解説
アルンシュタイン市内に北緯50度と東経10度の交点がある。これは主要な緯線と経線が交わるドイツで唯一の場所である。北緯50度線はマイン線にあたる。東経10度線は、大陸を分けるベーリング海峡が経度180度線からずれているため、この海峡を両端とするように開いた世界地図において中心的な垂直線となる。 1980年代末に、アウトバーンのシュヴァインフルト/ヴェルネック(ドイツ語版、英語版)・ジャンクションの西(アルンシュタイン方面) 5 km の連邦道(ドイツ語版、英語版) B26a号線北側に交点記念碑が建設された。この石の記念碑はヴァスビュールの彫刻家ユリアン・ヴァルターによる、円柱の上に地球が乗っているデザインである。球の上には象徴的に緯線と経線が彫り込まれ、その交点にアルンシュタインの紋章が描かれている。 この記念碑は厳密に交点に位置しているわけではない。本当の交点は、記念碑の 222 m 北、数 m 西の空き地である。 1884年の国際子午線会議では、国際本初子午線をベーリング海峡に置くことが議論された。これが実現していれば、アルンシュタインを通る東経10度の経線が180度の経線となっていた。しかしベーリング海峡には観測所を置くことができず、電信機能もつながっていないため、この提案は却下された。
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