九頭龍将
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:09 UTC 版)
ベナレス配下の9人の魔将。ベナレスの手足となって働く直属の部下。 スパズグ 九頭龍将の一人の『五精使い』。九頭龍将の中で最も早く登場した。八雲達を危険視して、電気信号化した妖魔を差し向けたり、綾小路を使って封印しようとした。八雲によって右腕を切り落とされ、以後、八雲達を付け狙う。ロンドンでは鈴鈴に化けてコネリーを襲撃するが、結果的にはマドゥライとして覚醒させてしまう。月面では綾小路を人質に取り、ハーンを利用して八雲に「呪文破壊文」を飲ませる事に成功するが、約束を反故にし、綾小路を殺そうとしてハーンによって倒される。 アヴァンク スパズグの部下。霧に変化出来る水妖。ロンドンでモルガンなど女子大生たちを襲った。 アガシ 九頭龍将の一人の『影使い』。6本の腕を持ち顔には無精髭がある、画家や芸術家を思わせる風貌だが、オカマ言葉を使う。操演術に長け、ベナレスやエル・マドゥライの「影人形」を作り、八雲を苦しめた。八雲の女性関係まで把握している。また欠損した肉体の代わりを作って補うことも得意。 月面で龍皇城の結界が崩壊した事により、宇宙空間に放り出され絶命する。 タリスマン 九頭龍将の一人。外見は人間と同じ姿だが、体内に無数の魔物を飼っており、胸部や背中を強力な光術を使う魔獣の頭に変化させたり、手を鋭い鉤爪に変えて戦う。また下半身を蛇形に変えたりもできる。 月面戦で生き残り、以後八雲達をつけ狙うが、依子の思念体に翻弄されるなどの失態が目立つ。鬼眼王復活の戦いの中で八雲に倒され死亡する。 D・D 九頭龍将の一人。普段は仮面をつけた人間の姿をしているが、肉体を液状化して様々な形に変化して戦う。 月面戦で生き残り、以後八雲達をつけ狙うが、タリスマンと同じく鬼眼王復活の戦いの中死亡する。 舞鬼(ウーカイ) 九頭龍将の一人。九頭龍将の中の紅一点で少女の姿をした妖怪。杖を使い毒龍などを召喚して戦う。 月面戦で生き残り、タリスマン達と共に八雲を狙う。タリスマンとD・Dが死んだ事により、単身八雲に戦いを挑むが、その結果、鬼眼王復活の場に八雲の侵入を許してしまい、ベナレスに見限られる。 ベナレスの元から離れた後も八雲を仲間の仇と狙うが、ある時をきっかけに八雲に好意を抱き、その後は八雲に協力するようになる。ベナレスの不興を買って行き場をなくしていたイローラとケローラを拾い部下にしていたが、2人が化蛇の懐柔でベナレス側に再度寝返った際にも一人反抗して化蛇に挑むが重傷を負う。綾小路の手で月に移送されて治療を受けていたが、リバースハーンらと共にサンハーラの核での決戦に挑む。後日談においては妖撃社の面々とともに仲良く生活しているようである。 アンプラル 九頭龍将の一人。顔面に呪符をつけている。炎を操る術を使い、八雲を封じ込めようとするがベナレスの怒りを買い、左腕をちぎられる。その後、ココとの戦いで水将水を浴びて絶命する。 パイク 九頭龍将の一人。褐色の肌とモヒカン頭が特徴。月面で龍神の本性を現したベナレスを止めようとするが、暴走したベナレスによって殺される。
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