主要な楽曲の使われ方
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「エクストリーム・ベートーヴェン」の記事における「主要な楽曲の使われ方」の解説
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの各曲は以下の表にあるように引用され、本作品のさまざまな場面で使われている。 楽曲の主な引用について引用元楽曲引用部分本作品での演奏箇所備考交響曲第1番4楽章終盤の3つの短い音の軽快な繰り返し 冒頭のピアノ協奏曲第5番(皇帝)の引用が終わった後 - 交響曲第2番1楽章中盤から出てくる主に高音域の木管楽器により奏でられる旋律 ピアノソナタ第14番(通称:月光)の引用が終わった後の旋律の後に出てくる - 交響曲第3番(英雄)1楽章冒頭の弦楽器や高音域の木管楽器により奏でられる旋律 トルコ行進曲(『アテネの廃墟』の第5曲)の引用よりも前 (275小節目) - (202小節目) チェロ (1名、弱音器付きの指定) (209小節目) サクソフォーン (Alto 1&2, Tenor 1&2) (231小節目) サクソフォーン (Alto 1&2, Tenor 1&2, Baritone) 第3楽章中間部のホルン三重奏 (213小節目) ホルン (1, 2, 3) (234小節目) ホルン (1-4) 1楽章中盤の木管楽器や弦楽器により奏でられる旋律 中盤の交響曲第7番の4楽章最後の中音域の金管楽器により奏でられる旋律の引用直後 - 1楽章中盤の木管楽器や弦楽器により奏でられる旋律の直前 曲の終盤にある、交響曲第9番の4楽章終盤の合唱の切れ目で弦楽器から始まる旋律の引用の直前 原曲と比べ編成は大規模になっている。 交響曲第4番1楽章に3回現れる、裏拍で入る8つの音2つの組で構成される旋律。最初木管楽器、そのあと弦楽器により演奏される 『エグモント』序曲の8つの音に混ざって演奏される 2回現れる。 交響曲第5番(通称:運命)1楽章序盤の旋律 『エグモント』序曲の8つの音の合間に現れる 旋律の後半を少し引用している。短く高音域の木管楽器で演奏される。 1楽章終盤の弦楽器と木管楽器の下降音型の旋律 『エグモント』序曲の8つの音に混ざって演奏される 2回繰り返される。 交響曲第6番(田園)4楽章の最後数小節の木管楽器により2回奏でられる旋律 交響曲第5番(通称:運命)1楽章終盤の引用の直後 本作品では引用元のフレーズに対応するフレーズが追加されている。高音域の木管楽器で表現されている。 交響曲第7番4楽章最後の中音域の金管楽器により奏でられる旋律 中盤 中音域の金管楽器により表現される。 2楽章中盤の旋律 トルコ行進曲(『アテネの廃墟』の第5曲)の引用より前の旋律のさらに前 - 2楽章序盤の旋律 バンダの演奏の直前 本引用はバンダの演奏と一部重なっている。 3楽章序盤の旋律 トルコ行進曲(『アテネの廃墟』の第5曲)の引用より前 バンダにより演奏される。本引用の直前に、交響曲第7番の2楽章序盤の旋律の引用部分がある 3楽章途中から現れる旋律 トルコ行進曲(『アテネの廃墟』の第5曲)の引用より前に現れる - 1楽章中盤に現れる、8つの音符で音階をなすような短い刻みのフレーズ(その後4つの音符で似た音型現れる。1楽章終盤にも似た音型あり) 『エグモント』序曲の8つの音の合間に現れる。 この引用の後、交響曲第4番の8つの音2つの組で構成される旋律の2回目の引用につながる。 4楽章最後の中音域の金管楽器により奏でられる旋律 最後の数小節 一定間隔の刻みと併せて、中音域の金管楽器により奏でられている。 交響曲第8番2楽章後弦楽器や木管楽器で奏でられる旋律 『エグモント』序曲の8つの音と一緒に演奏される 原曲と同じ旋律が、トロンボーンのグリッサンドを伴って演奏される。 交響曲第9番1楽章冒頭の弦楽器により始まる不穏な雰囲気の旋律 冒頭 (35小節目) 序盤のピアノ協奏曲第5番の旋律から、この旋律に変わる。 1楽章中盤の高音域の木管楽器から始まる旋律 『エグモント』序曲の8つの音の合間に現れる この後交響曲第5番(通称:運命)の1楽章序盤の旋律の引用につながる。 2楽章序盤に現れる弦楽器から始まる旋律 交響曲第6番(田園)の4楽章の引用の後に現れる 音の高さを変えて2回繰り返される。 4楽章終盤の合唱の切れ目で弦楽器から始まる旋律 終盤 (648小節目) - ピアノ協奏曲第5番(皇帝)2楽章冒頭にある弦楽器により奏でられる旋律(ピアノはなし) 冒頭 (1小節目) および終盤 (604小節目) - 『エグモント』序曲後半部分に何度か繰り返される、8つの音で1つのフレーズをなす旋律 中盤以降 (412小節目) 本作品中盤から終盤にかけ何度も登場する。 ピアノソナタ第14番(通称:月光)1楽章冒頭 前半でダイナミクスが落ちた後 (183小節目) - エリーゼのために不明 不明 - トルコ行進曲(『アテネの廃墟』の第5曲)主題の旋律 中盤 (366小節目) 舞台で演奏される旋律とは意図的に独立させて、バンダにより演奏される。
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