世界貴族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 06:07 UTC 版)
「ONE PIECEの用語一覧」の記事における「世界貴族」の解説
聖地マリージョアの住人。800年前に世界政府を作り上げた、「創造主」と称される20人の王たちの末裔。別名「天竜人(てんりゅうびと)」。20の王族のうち、アラバスタ王国のネフェルタリ家を除く19の王族が、マリージョアに移り住んでいる。世界を創造した「最初の20人」は、「たった一人の王などいない」という誓いを立て、マリージョアにはそれを象徴する「虚の玉座」が存在し、そこに誰も座らないことを平和の証としているが、実際は「虚の玉座」に座る人物が存在する。 男性は「聖(せい)」、女性は「宮(ぐう)」という敬称がつく。男性は「え」、女性は「アマス」という語尾をつける特徴的な口調で話す。天竜人の大半は「自分たちは『人間』でなく『神』」と認識しており、一般人のことを「下々民(しもじみん)」と呼び蔑んでいる。また、下々民と同じ空気を吸わないよう、カプセル状のマスクと防護服(外見は宇宙服に近い)を身につけている。世界貴族専用の身分証明のチップを所持している。 悪質極まりない治外法権を認められており、気に食わないという理由で一般市民を殺傷しても一切罪に問われることはなく、反対に天竜人が傷付けられた場合は報復として海軍本部の大将が軍艦を率いて派遣される。天竜人にとって大将は直属の部下に位置付けられる。また、ステリーによると天竜人に対する暴言は死罪になる模様。 作中に登場した天竜人は一部を除き傲岸不遜・厚顔無恥であり、一般人を奴隷にして非人道的に扱うなど悪行の限りを尽くしている。天竜人の奴隷には天竜人の紋章の焼印(「天駆ける竜の蹄」)が焼きつけられ、人間以下と見なされる。また、各国の一般市民は世界貴族への貢ぎ金「天上金(てんじょうきん)」を搾取されており、天上金によって一国が飢餓で滅んだ事例もあるため、一般市民からは「数百年分の世界の恨み」と表現される程の強烈な憎悪の対象となっている。また、海軍を半ば私物化しているも同然の振る舞いから、センゴクやサカズキ、ボルサリーノからも厄介者扱いされており、ガープからはゴミクズ呼ばわりされている。 登場人物については「ONE PIECEの登場人物一覧#世界貴族(天竜人)」を参照 ネフェルタリ家 アラバスタ王国を治める王族。20の王族の中で唯一マリージョアへの移住を拒否し下界に残ったため、天竜人には含まれない。 ドンキホーテ一族 かつてドレスローザを治めていた王族。マリージョアに移住した19の王族の一つ。900年前まで小人のトンタッタ族を奴隷として服従させ、過酷な労働を強いていた。 33年前、ホーミング聖の一家が地位・権力全てを捨て地上に移住した。また、現在の一族であるミョスガルド聖はオトヒメの影響で奴隷を持っていない。そのため、ドンキホーテ一族は他の天竜人から異端視されている。
※この「世界貴族」の解説は、「ONE PIECEの用語一覧」の解説の一部です。
「世界貴族」を含む「ONE PIECEの用語一覧」の記事については、「ONE PIECEの用語一覧」の概要を参照ください。
- 世界貴族のページへのリンク