レニングラード・バレエ学校
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「アラベスク (漫画)」の記事における「レニングラード・バレエ学校」の解説
ノンナ・ペトロワ(I・II) ウクライナ共和国キエフ出身。身長168cmという長身の持ち主であり、ダイナミックだが優雅さに欠けると評されていた。優秀な姉イリーナと常に比較され劣等感を抱いていたが、その秘めた才能をミロノフに見出されキエフ・シェフチェンコバレエ学校からレニングラード・バレエ学校へ編入することになる。在学中の身でありながらレニングラード・キーロフ・バレエ団の新作公演『アラベスク』のモルジアナ役に抜擢され成功を収めるが、更なる試練が次々と彼女を襲う。ミロノフに対しては師弟関係を超えた感情を抱くようになる。 アントニーナ・スホワ(アーシャ)(I・II) ノンナのルームメイトであり、親友。『アラベスク』のコール・ド・バレエ(群舞)に選ばれ『アラベスク』映画版にも群舞として出演する。卒業後はレニングラード・キーロフ・バレエ団に入団し、セルゲイと結婚する。若手を主体とした『白鳥の湖』で1日だけ主役のオデット役を任されるが、公演当日に妊娠が発覚する。流産を危惧されながらも公演の最後まで踊り抜き、その後は産休に入った。 マイヤ・イワネンコ(I) モスクワ・バレエコンクールで入賞を果たす実力者。ノンナの才能を認めライバル視する。体操のオリンピック金メダリストである母親がレニングラードの名誉市民であることから、レニングラード・キーロフ・バレエ団の大物と繋がりがある。『アラベスク』の群舞に選ばれるが、元々の体操経験の影響によって踊りの個性・アクが強すぎたために役を降ろされてしまう。さらに、ラーラからはプリマではなくキャラクター・ダンサーに向いていると指摘される。自身もそれを悟り、体操選手として世界を目指すためにバレエ学校を退学する。後にミュンヘン・オリンピックの代表に選ばれる。 アリサ・パフリスカヤ(I) マイヤのルームメイト。『アラベスク』の群舞を降ろされたマイヤの代役となる。 スヴェトラナ・エフレモワ(ヴェータ)(II) ハルギツからの転入生。ハルギツでは普通学校を卒業して時計工場の工員をしており、バレエはクラブ活動で習っていた。ミロノフに見出されてバレエ学校に転入することになったため、同様の経歴を持つノンナをライバル視する。ミロノフから直接指導を受ける機会に恵まれ、ノンナの嫉妬を浴びることとなる。他人の踊りを見ただけで模倣できる能力を持つ一方で、正式なバレエ教育を受けてこなかったために自分自身の踊りができないという欠点がある。卒業後はレニングラードの正団員になることができず、ハルギツ劇場のソリストとなる。 レミル・ブロフ(II) 第2のミロノフとも評される実力者。チャイコフスキー・コンクールでノンナのダンスパートナーとなる。ミロノフとザカレフスキーの諍いによって技術的な派手さがないためコンクールには不向きな『シルフィード』が演目に決まった際には、ノンナに対する愛情からパートナーを解消することはなかった。コンクールではグランプリのノンナに次ぐ男性1位のゴールド・メダリストとなる。 ザカレフスキー(II) モスクワからレニングラード・バレエ学校の副校長として送り込まれた監視役。ノンナをキャラクター・ダンサー向きだと決め付ける彼に、ミロノフはノンナのプリマとしての資質を証明すべく、あえてノンナに「ラ・シルフィード」を踊らせることになる……。
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