マーズ・エクスプロレーション・ローバとは? わかりやすく解説

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マーズ・エクスプロレーション・ローバ

分類:月・惑星探査


名称:マーズ・エクスプロレーション・ローバ/Mars ExplorationRovers(MER)
小分類:火星探査
開発機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)
運用機関会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:2003年6〜7月
打ち上げ国名:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げロケット:デルタII
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地

「マーズ・エクスプロレーション・ローバ」は、火星の2ヵ所に2台の同じタイプローバ(探査自動車)を着陸させ、地表下に存在するといわれる液体の水探す探査計画です。2台のローバ2003年5月7月打ち上げられそれぞれ7ヵ月半の宇宙飛行の後、2004年1月4日1号機スピリット」が、2004年1月25日2号機オポチュニティ」が、それぞれ着陸成功しましたローバ重さ185kgで、ゴルフ場使われる電気自動車程度大きさです。ローバにはパノラマ画撮影カメラ(Pancam)や岩石削り取る研磨装置(RAT)、組成分析する赤外線分光器(MiniTES)などが搭載され、約3ヵ月わたって探査する予定でしたが、2005年1月現在、予定はるかに超過して探査続けてます。

1.どんな形をして、どんな性能持っているの?
着陸するのは6個の車輪を持つローバ(自走式火星自動車)2台で、マーズ・パスファインダー同様、エアバッグ使って火星着陸しますローバ1台の重さは約185kgで、大きさゴルフ場使われるゴルフカートくらい。昆虫の羽のような2枚太陽電池パネル背中持ち1日100m2移動して火星表面観察しますローバ搭載され観測装置は、パノラマ画撮影カメラ(Pancam)、岩石削り取る研磨装置(RAT)、地表組成分析する赤外線分光器(MiniTES)、メスバウアー分光器アルファ線X線カメラ(APXS)などです。

2.どんな目的使用されたの?
火星地表面土壌組成など分析し火星地表下に(氷)の痕跡がないか見つけるのが目的です。

3.宇宙でどんなことをし、今はうなっているの?
2003年6月11日1号機スピリット」が、2003年7月8日2号機オポチュニティ」が打ち上げられました。7ヵ月飛行ののち、2004年1月4日に「スピリット」が、1月25日に「オポチュニティ」が着陸しました。
着陸後ローバ火星表面探査行ってます。ローバとも、かつて火星大量に存在したという証拠発見しました2005年現在探査継続中です。

4.打ち上げ飛行順序はどうなっているの?
2003年6月11日1号機スピリット」が、2003年7月8日2号機オポチュニティ」が打ち上げられました。7ヵ月飛行の後、2004年1月4日に「スピリット」が、1月25日に「オポチュニティ」が着陸しました。

5.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
火星着陸したローバとしては1997年7月4日火星着陸したマーズ・パスファインダー」のローバソジャーナ」がありますまた、火星存在する推測されている探査するNASAミッションとしては、2001年の「2001マーズ・オデッセイ」などがあります



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