ベル=アリアンス広場とは? わかりやすく解説

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ベル=アリアンス広場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 10:14 UTC 版)

アンリ・フネ」の記事における「ベル=アリアンス広場」の解説

ベルリン・クロイツベルク区(Kreuzberg、現フリードリヒスハイン=クロイツベルク区) クロイツベルクの地図 1945年4月28日未明ソビエト赤軍はベルリン・クロイツベルク区(Kreuzberg、現フリードリヒスハイン=クロイツベルク区)のハレ門 (Hallesches Tor) 近く流れラントヴェーア運河 (Landwehrkanal) を渡り戦車多数をベル=アリアンス広場(Belle-Alliance-Platz、現メーリング広場 (Mehringplatz))に前進させた。この広場から出る3つのフリードリヒ通り (Friedrichstraße) ヴィルヘルム通り (Wilhelmstraße) ザールラント通り(Saarlandstraße、現シュトレーゼマン通り (Stresemannstraße)) は、いずれも総統官邸に至る重要なであったアンリ・フネSS義勇大尉フランスSS突撃大隊はベル=アリアンス広場に戦車破壊駆逐)班を2個派遣した。「ノルトラント師団出した援軍要請によってフネ副官ハンス=ヨアヒム・フォン・ヴァレンロートSS中尉率いる第1班出撃した1時間後、大隊本部小隊長リュシアン・アンヌカールSS義勇上級曹長 (SS-Frw. Hscha. Lucien Hennecart) 率いる第2班出撃した。そして夜が明ける頃には、フランスSS突撃大隊残存部全て交戦状態に突入していた。4月27日夜から4月28日にかけての大隊戦闘の様子フネ次のように述べている。 われわれはベル=アリアンス広場と帝国官房総統官邸)の入り口の間で戦っていた。ベルリン中心部にあった2つ有名な通りヴィルヘルム通りフリードリヒ通りもわれわれの戦区だった。夜も昼も、ほとんど休むことのない砲弾豪雨浴びていた。大隊撃ちまくる戦車陣地攻撃されロシア兵火炎放射器でわれわれを追い出しかかった家々の裏庭で、屋根の上で、突撃銃手榴弾銃剣使ってわれわれはあらゆる場所で戦った。 この時、第2補佐アルフレド・ドゥールー武装連隊上級士官候補生助け借りながら「ノルトラント師団司令部出頭したフネは、グスタフ・クルケンベルクSS少将戦況報告したその後総統官邸へ続く道を指揮官無し守っているフランスSS突撃大隊を心配してフネその場離れようとしたが、クルケンベルクは「どこへ行こうというのだ?」と尋ね、さらにフネ26日に足に負った戦傷考慮してまともに立つこともできないだろうに…君はここから動くな。司令部大人しくしていろ」とフネ命じた。この命令にひどく腹を立てながらも、フネ部屋の隅に腰掛け副官フォン・ヴァレンロートSS中尉への命令直ち書き記してドゥールーへ持たせた部下たちが赤軍戦車相手激戦繰り広げている間、フネにとって部下のもとへ戻れないことは非常に業を煮やすものであった。そこでフネは再び前線に戻る許可をクルケンベルクに要請したが、この時のクルケンベルクはそれを許可した敬礼の後、クルケンベルクが気を変える前にフネ即座にその場立ち去った。 ドゥールーを連れて大隊本部に戻る途中フネベルリン地下鉄駅構内にある救護所1つ搬送され大隊本部小隊長リュシアン・アンヌカールSS義勇上級曹長見舞った戦闘中に脚と膝に被弾したアンヌカールはもはや自力で立つこともできない状態であったが、戦闘から離脱せざるを得ないことを悔しがっていた。フネはアンヌカールが戻ってきた時に彼が倒すロシア人赤軍兵)を残しておくと約束した

※この「ベル=アリアンス広場」の解説は、「アンリ・フネ」の解説の一部です。
「ベル=アリアンス広場」を含む「アンリ・フネ」の記事については、「アンリ・フネ」の概要を参照ください。

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