グスタフ・クルケンベルクSS少将
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「第33SS武装擲弾兵師団」の記事における「グスタフ・クルケンベルクSS少将」の解説
ダンツィヒ回廊の様々な場所やドイツ各地において、新設のフランス人旅団の編制と訓練はグスタフ・クルケンベルクSS少将が最高査察官を務めるドイツ人部署、すなわち「フランスSS部隊査察部」(独:Inspektion der Französischen SS-Verbände / 仏:Inspection des Formations SS Françaises)の監督下で進められた。 かつて第VSS山岳軍団や第IIISS装甲軍団の参謀長を務めていたクルケンベルクSS少将は、1926年から1931年にかけてフランスに軍事留学した経験が有り、フランス人への理解が深く、流暢にフランス語を話すなど、フランスSS部隊査察部の最高査察官としてまさに適任の人物であった。クルケンベルクの建前上の役割は旅団長エドガー・ピュオ武装上級大佐と異なる視点から旅団を監督することであったが、実際に旅団の実権を握っていたのはクルケンベルクであり、次第に旅団長ピュオ武装上級大佐の立場は形骸化していった。
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