グスタフ・シュレーゲル説(1893年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 14:36 UTC 版)
「流鬼国」の記事における「グスタフ・シュレーゲル説(1893年)」の解説
オランダ出身の東洋学者グスタフ・シュレーゲルは、欧米で最も権威ある東洋学の学術雑誌『通報(T’oung Pao)』の創刊に携わった人物であり、『通報』の3〜6巻に発表した「地理学の諸問題-中国の歴史家の作品に見る外国の諸民族」の中で流鬼国に関する記述のフランス語訳・註釈を発表している。シュレーゲルは基本的に何秋濤の流鬼国=カムチャッカ半島説を踏襲しているが、それに加えてベーリングの第二次カムチャッカ探検に参加した博物学者シュテーラーの『カムチャッカ地誌』を紹介し、カムチャッカ半島に住まうカムチャダール(イテリメン)と流鬼国の風俗には共通点があると指摘している。
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