プントランドによる支配
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 18:26 UTC 版)
「カウ (ソマリア)」の記事における「プントランドによる支配」の解説
2010年5月、プントランドはカウに新しい海軍基地を作った。担当したのはプントランドの港湾大臣サイード・マハメド・ラーゲ(英語版)。 2012年7月、国連のソマリアエリトリア監視グループ(SEMG)が発行した報告書によると、ソマリアへの武器禁輸措置にも関わらず多くの国がソマリアに軍事物資を送っており、特にアメリカ中央情報局(CIA)がカウのプントランド兵を訓練しているとされている。 2013年9月、プントランド政府は、海賊を取り締まるため、カウ(Qaw)とエイルに海軍学校を設けると発表した。 2014年2月、プントランドの女性大臣アニサ・ハジムミン(英語版)はカウについて、ボサソから1時間足らずの場所にも関わらず、小中学校、病院、道路、雇用機会が不足していると語った。 2014年5月、ボサソ南部の村でトラックを焼き討ちにした容疑で、プントランド軍法廷はカウ地区に属する海軍兵士14人に懲役5年の判決を下した。 2015年2月、カウでCiise Maxamad Ciiseがワベーネーイェ(英語版)氏族の族長に就任した。 2016年3月、ボサソ警察はアル・シャバブに協力した疑いがあるとして156人を逮捕した。ボサソとカウの間でも多数が逮捕された。 2017年4月、カウで土で埋まっていたワジの復旧工事が行われた。 2017年の報道で、赤十字国際委員会がソマリア北部の漁村、エイル、カウ、ホビョなどで漁獲量改善の支援を行ってきた、と発表されている。 2018年5月、カウの農業地域が集中豪雨で大きな被害を受けた。当時、カウは東の大きな町ボサソへの野菜の供給源だった。 2019年7月、ニューヨーク・タイムズはソマリアのボサソでアラブ首長国連邦とカタールが天然資源利権を得るためソマリアの町に武器や傭兵を援助していると報じられており、ソマリ新聞ヒーラーン・オンライン(英語版)はその援助先の一つがカウであるとしている。 2019年11月、鯨の死骸がカウの海岸に打ち上げられて話題となった。 2021年2月、プントランド軍はカウを含めたプントランド北岸で違法漁業の取り締まりを行い、イエメンから来た漁師を逮捕した。3月にはカウ、エル・アヨ、デュルデュリ(英語版)、ラス・コレーなどで違法漁業を行っていたイエメン国籍のトロール船10隻を押収した。
※この「プントランドによる支配」の解説は、「カウ (ソマリア)」の解説の一部です。
「プントランドによる支配」を含む「カウ (ソマリア)」の記事については、「カウ (ソマリア)」の概要を参照ください。
- プントランドによる支配のページへのリンク