プロボクサー転向・フライ級時代
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「オマール・ナルバエス」の記事における「プロボクサー転向・フライ級時代」の解説
2000年12月1日にアルゼンチンでプロデビュー。すべてアルゼンチン国内での試合であったが、11戦全勝を記録。 2002年7月13日、12戦目でWBO世界フライ級王者アドニス・リバスに挑戦、7回にリバスからダウンを奪うなど終始ナルバエスペースで進み、12回3-0(2者が117-109、119-109)の判定勝ちを収め無敗のまま世界王座を獲得した。 2002年9月13日、後のIBF世界ライトフライ級王者ルイス・アルベルト・ラサルテと対戦し、10回2分27秒失格勝ちを収め初防衛に成功した。 2002年12月14日、イタリアサルデーニャ州クアルトゥ・サンテーレナにあるプラゼッロ・デッロ・スポルトでナルバエス初となる海外戦を行い、アンドレア・サリッツの挑戦を受けた。タフなサリッツの技巧に苦戦するも12回2-1(116-112、116-113、112-116)の僅差で後半に追い上げたサリッツを振り切り2度目の防衛に成功した。 2003年6月7日、ブエノスアイレスのエスタディオ・ルナ・パルクで、6年振りの世界挑戦となるエベラルド・モラレスと対戦し、初回にダウンを奪って先制。その後5回にもダウンを奪い、最後はレフェリーストップで3度目の防衛に成功した。 2003年8月9日、サルデーニャ州カリャリにあるヴィラジミウスでアンドレア・サリッツと再戦、12回1-1(116-112、114-114、113-115)の判定で引き分けたが4度目の防衛に成功した。 2003年11月14日、パリのパレ・オムニスポール・ド・パリ・ベルシーでアレクサンデル・マクムフドフと対戦した。試合は終始ナルバエスがコントロールし、10回終了時にマクムフドフ側が棄権し5度目の防衛に成功した。 2004年3月6日、レジナルド・マルティンス・カルヴァルホと対戦。ブラジル最短となる8戦での世界奪取を目指すカルヴァルホを相手に序盤からプレッシャーをかけてロープに追い込み、連打をまとめてレフェリーストップを呼込み6度目の防衛に成功した。 2005年12月5日、1年9ヶ月ぶりの世界王座防衛戦。フランスのル・カネにあるパレ・オムニスポールで、国内トップアマチュア選手だったバーナード・アイノンと対戦した。13戦全勝のアイノンを初回から圧倒し、10回にダウンを奪う。結果11回44秒TKO勝ちを収め7度目の防衛に成功した。最後は連打にさらしてレフェリーが手数が出なくなったアイノンを救い出す形でストップした。 2006年8月5日、コルドバ州コルドバにあるスペル・ドモ・オルフェオで、レクソン・フローレスと対戦した。タンクの異名を取ったフローレスのタフに苦しめられたが、結果12回3-0(120-108、2者が119-109)と完封と言える快勝で8度目の防衛に成功した。 2006年10月14日、ワルベルト・ラモスと対戦し、9回にダウンを奪い12回3-0(115-111、117-109、115-112)の判定勝ちで9度目の防衛に成功した。 2007年3月10日、フランスのル・カネにあるラ・パレステラにて、シドニーオリンピックでライトフライ級金メダルを獲得した元WBA世界ライトフライ級王者ブライム・アスロウム(フランス)と対戦した。2回にダウンを奪って最後までペースを握り、12回3-0(118-109、117-110、116-111)の判定勝ちで10度目の防衛に成功した。 2007年9月14日、マルロン・マルケスと対戦した。試合は互角で進むも、4回に入ると一方的にナルバエスが打ちまくりそのままレフェリーが試合を止めた。4回2分47秒TKO勝ちを収め11度目の防衛に成功した。 2008年1月25日、後のIBF世界ライトフライ級王者カルロス・タマラと対戦した。試合は強打のタマラを完全に封じて12回3-0(2者が119-109、120-108)と大差完封し12度目の防衛に成功した。 2008年5月9日、スペインのリングに登場。ガリシア州ビーゴにある、パベロン・セントラルにてイヴァン・ポゾと対戦した。試合は小さな戦士の異名を持つポゾが好戦的でナルバエスを苦しめたが、中盤以降ナルバエスがパンチを散らしてポゾを封じ7回終了時にポゾ陣営が棄権、13度目の防衛に成功した。 2008年9月20日、後のWBO世界バンタム級暫定王者アレハンドロ・エルナンデスと対戦し、終始エルナンデスを封じて12回3-0(119-110、117-111、116-112)の判定勝ちを収め14度目の防衛に成功した。 2009年2月7日、22戦全勝のレイオンタ・ウィットフィールドと指名試合を行った。試合は終始ナルバエスがペースを握りウィットフィールドに何もさせなかった。最後は連打をまとめてレフェリーストップ、10回50秒TKO勝ちで15度目の防衛に成功した。 2009年6月26日、オマール・ソト(メキシコ)の挑戦を受け、11回KO勝ちで16度目の防衛に成功した。その後2階級制覇に挑戦するため、WBO世界フライ級王座を返上した。
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