ブルーメンバッハとは? わかりやすく解説

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ブルーメンバッハ

名前 Blumenbach

ブルーメンバッハ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 13:38 UTC 版)

人種」の記事における「ブルーメンバッハ」の解説

学説史的にはドイツ医師ヨハン・フリードリッヒ・ブルーメンバッハによる分類人種理論嚆矢(こうし)とされている。ブルーメンバッハは1775年ゲッティンゲン大学提出した論文 De generis humani varietate nativa (ヒト自然的変種)において頭蓋骨比較研究などを基礎に、コーカシア白色人種)、モンゴリカ(黄色人種)、エチオピカ(黒色人種)、アメリカナ(赤色人種)、マライカ(茶色人種)の5種に分類した。 ブルーメンバッハの分類方法および定義の特徴は、ユダヤ=キリスト教文化および当時ヨーロッパ人伝統強く影響受けていることにある。例えコーカシアという定義は、旧約聖書ノアの箱舟辿り着いたとされる中央アジアコーカサス地方命名の由来としており、実際ヨーロッパ人居住地域特徴とは関係のない定義である。また、モンゴリカという定義も単なるモンゴル人」という意味であり、当時ヨーロッパ人知られていたモンゴル帝国人々表しているにすぎない初期人類学成立したこの時代ヨーロッパは、未だユダヤ=キリスト教文化伝統支配されていた時代であった。この時代『創世記』ノアの箱舟辿り着いたとされたアララト山がある中央アジアコーカサス地方は、アルメニア教会などにとっては聖地とされており、かつ旧約聖書創世記1-6章では、白い色は光・昼・人・善を表し、黒い色は闇・夜・悪を表していた。このことから、当時人類学主導したヨーロッパ人自分たちを「ノアの箱舟で、コーカサス地方辿り着いた人々の子孫で、善である白い人」という趣旨で、自らをコーカソイド定義した実際ブルーメンバッハは、様々な人間集団のなかで「コーカサス出身」の「白い肌の人々」が最も美しくすべての人間集団の「基本形」で、他の4つ人類集団はそれから「退化したものだと定義している。このような宗教的影響から、現在は同じコーカソイド分類されるイタリアなど南欧圏に居住するキリスト教徒白人トルコ及びパレスチナ地方など中近東居住する異教徒イスラム教徒ムスリム)は有色人種規定するなど、現在の人類学レベル判断する非合理的かつ恣意的な分類概念となっている。 1813年にはブルーメンバッハの影響下でジェイムズ・C・プリチャード英語版)が『人類自然史』(Researches into the Physical History of Man)を出版しウィリアム・ロレンス英語版)とウィリアム・ウェルズ(英語版とともに人間の進化論を展開した。ただし、プリチャードらはあくまで自然科学者であり、たとえば「人類原型黒人種であることを示す多くデータがある」とも述べている。ブルーメンバッハの影響受けた他の学者にはトマス・ヘンリー・ハクスリーウィリアム・H・フラワー英語版)などがいる。

※この「ブルーメンバッハ」の解説は、「人種」の解説の一部です。
「ブルーメンバッハ」を含む「人種」の記事については、「人種」の概要を参照ください。

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