フリー‐スケーティング【free skating】
フリースケーティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/30 21:26 UTC 版)
フリースケーティング(Free skating)は、フィギュアスケートの男子シングル、女子シングル、ペアでショートプログラム(SP)の後に行われる種目のひとつ。FSとも略される。また、ロングプログラムとも呼ばれる。
後述の通り、フリーという用語は単に用語として含まれるだけであり。現状ではフリースタイルという意味は無い。
歴史
フリースケーティングは、コンパルソリーフィギュアとともにフィギュアスケート競技黎明期から実施されていた。1972-1973年シーズンよりショートプログラムが本格導入されたが、フリースケーティングは「フリー」の名が示す通り要素に対する制限のない自由な演技種目であった。
1982年の世界フィギュアスケート選手権女子シングルで優勝したエレイン・ザヤックを契機に、1982-1983年シーズンよりウェルバランス(well-balanced program)と呼ばれるジャンプやリフトなどの要素に対する制限を設け、現在に至る。
2004-2005年シーズンより本格導入された新採点システムでもウェルバランスは存在し、重要な役割を果たしている。なお、ジャンプに関するウェルバランスは俗にザヤックルールとも呼ばれ、同一プログラム内で3回転以上のジャンプを2度跳ぶことができるのは2種類までの制限を指す。
国際スケート連盟ルール
- 演技時間
- 男子シングル:4分。±10秒。
- 女子シングル:4分。±10秒。
- ペア:4分30秒。
- 使用音楽:選曲は自由。歌詞の入った楽曲の使用も可能。
シングル
以下の要素を行う。男女ともに12。
- ジャンプ要素
- 男女ともに7つまで。
- 1つのアクセルジャンプを含む。
- 7回のジャンプという意味ではない。
- また規定数のうちコンビネーションジャンプは3回まで、また3連続のコンビネーションジャンプは先の3回のうち1回まで
- 3つまでのスピン
- ステップシークエンス
- コレオシークエンス
ペア
以下の11の要素を行う
- 3つまでのリフト
- ツイストリフト
- 2つまでの異なるスロージャンプ
- ソロジャンプ
- ジャンプコンビネーションもしくはジャンプシークエンス(いずれか一つを選択)
- ソロスピン
- ペアスピン
- デススパイラル
- コレオシークエンス
外部リンク
- フィギュアスケート - ISU
フリースケーティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/16 01:12 UTC 版)
「2018年平昌オリンピックのフィギュアスケート競技・男子シングル」の記事における「フリースケーティング」の解説
FSは2018年2月17日に行われた。 順位名前国TSSTESPCSSSTRPECHINDedStN1ネイサン・チェン アメリカ合衆国 215.08 127.64 87.44 8.82 8.32 9.04 8.79 8.75 0.00 9 2羽生結弦 日本 206.17 109.55 96.62 9.71 9.50 9.64 9.71 9.75 0.00 22 3宇野昌磨 日本 202.73 111.01 92.72 9.36 9.07 9.25 9.32 9.36 –1.00 24 4ハビエル・フェルナンデス スペイン 197.66 101.52 96.14 9.46 9.43 9.64 9.79 9.75 0.00 23 5金博洋 中国 194.45 109.69 85.76 8.71 8.21 8.64 8.68 8.64 –1.00 20 6ヴィンセント・ジョウ アメリカ合衆国 192.16 112.24 79.92 8.04 7.71 8.25 7.96 8.00 0.00 15 7ミハイル・コリヤダ ロシアからのオリンピック 177.56 91.62 87.94 9.00 8.64 8.68 8.86 8.72 –2.00 16 8パトリック・チャン カナダ 173.42 81.56 91.86 9.32 9.14 8.66 9.29 9.32 0.00 21 9オレクシイ・ビチェンコ イスラエル 172.88 89.08 83.80 8.39 8.04 8.61 8.43 8.43 0.00 7 10アダム・リッポン アメリカ合衆国 171.41 84.47 86.94 8.75 8.54 8.68 8.71 8.79 0.00 18 11ダニエル・サモーヒン イスラエル 170.75 89.03 81.72 8.32 7.75 8.32 8.18 8.29 0.00 8 12キーガン・メッシング カナダ 170.32 84.88 85.44 8.50 8.29 8.61 8.61 8.71 0.00 14 13ドミトリー・アリエフ ロシアからのオリンピック 168.53 85.39 85.13 8.64 8.39 8.32 8.61 8.61 –2.00 19 14チャ・ジュンファン 韓国 165.16 84.94 81.22 8.21 7.86 8.25 8.11 8.18 –1.00 13 15田中刑事 日本 164.78 85.64 81.14 8.36 7.89 8.00 8.18 8.14 –2.00 5 16ヨリック・ヘンドリックス ベルギー 164.21 81.79 82.42 8.25 7.96 8.36 8.25 8.39 0.00 13 17ミーシャ・ジー ウズベキスタン 161.04 74.96 86.08 8.46 8.36 8.54 8.75 8.93 0.00 10 18ミハル・ブジェジナ チェコ 160.92 76.58 84.34 8.57 8.21 8.39 8.57 8.43 0.00 17 19マッテオ・リッツォ イタリア 156.78 80.86 75.92 7.64 7.32 7.79 7.64 7.57 0.00 2 20デニス・ヴァシリエフス ラトビア 155.06 76.42 80.64 8.14 7.86 7.96 8.18 8.18 –2.00 1 21ブレンダン・ケリー オーストラリア 150.75 73.33 77.42 7.96 7.54 7.68 7.82 7.71 0.00 12 22パウル・フェンツ ドイツ 139.82 66.98 72.84 7.50 7.14 7.14 7.39 7.25 0.00 3 23閻涵 中国 132.38 53.80 79.58 8.56 7.82 7.57 8.04 8.00 –1.00 4 24モリス・クヴィテラシヴィリ ジョージア 128.01 63.35 70.66 7.34 6.86 6.68 7.32 7.04 –6.00 6 メモ: TSS - 合計得点; TES - 技術点; PCS - 演技構成点 SS - スケート技術; TR - 要素のつなぎ; PE - 動作/身のこなし CH - 振り付け; IN - 曲の解釈; Ded - 減点; StN - 滑走順
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「フリースケーティング」の例文・使い方・用例・文例
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