採点の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 05:33 UTC 版)
「シンクロナイズドスケーティング」の記事における「採点の流れ」の解説
チームより提出されるProgram Content Sheet (予定演技要素一覧)を参考に、テクニカル・スペシャリストとテクニカル・コントローラは公式練習から各チームの演技をチェックし始める。実際本番の演技で各要素の必須事項が守られ、確実に実行されていれば、ルールの解釈の違い等によるプログラム構成上の致命的なミスがない限り、Program Content Sheet の申請通りのBase Valueが、テクニカル・スペシャリストとテクニカル・コントローラによって与えられることになる。Base Valueは、各要素に1つずつ与えられる値であり、難易度の高いものほど大きな値が定められている。最多で12名のジャッジは、各要素に対しその出来栄えを7段階評価で採点する。この2つの採点結果を組み合わせることで、Total Element Scoreが算出される。また、ジャッジはProgram Componentと呼ばれる芸術面の採点を5つのカテゴリに分けて行う。スケーティング技術の特性、トランジションの特性、パフォーマンス/エクセキューションの特性、振付/構成の特性、表現/タイミングの特性について、それぞれ10点満点、0.25刻みで評価する。平均が各カテゴリの点数となる。ショート・プログラムは、課題をこなせているかがポイントとなるので、各カテゴリの点数を足したものに0.8を掛けた点数がTotal Program Component Scoreとなり、フリー・スケーティングは、各カテゴリの点数を足したものに1.6を掛けた点数がTotal Program Component Scoreとなる。後はレフェリーとテクニカル・コントローラによって減点が計算され、全てを足し合わせることで、SP、FSそれぞれの点数が算出されることになる。
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