採点と分析
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/22 02:24 UTC 版)
回答が終わると、各項目を独立して分析するか、項目群の回答の合計を求めて採点を行う。このため、リッカート尺度は累積尺度とも呼ばれる。 単独の項目の回答は一般に順序尺度データとして扱われる。これは、特に5段階程度では回答者が隣接する選択肢の間隔を等間隔と感じたかどうかが不明であるためである。順序尺度として扱う場合、ノンパラメトリックな検定(マン・ホイットニーのU検定、ウィルコクソンの符号順位検定、クラスカル・ウォリス検定など)で分析する。 複数の項目の回答を累積する場合、間隔尺度データとして扱われる。累積が正規分布に従うなら、分散分析などのパラメトリックな検定が利用できる。 リッカート尺度のデータを単純に「肯定」と「否定」にまとめてしまう場合もある。この場合の統計手法として、カイ二乗検定、コクランのQ検定などがある。
※この「採点と分析」の解説は、「リッカート尺度」の解説の一部です。
「採点と分析」を含む「リッカート尺度」の記事については、「リッカート尺度」の概要を参照ください。
- 採点と分析のページへのリンク