ビートルズ以降
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「ジェフ・エメリック」の記事における「ビートルズ以降」の解説
ビートルズ解散以降もジェフ・エメリックは様々なレコーディング・セッションにエンジニアまたはプロデューサーとして参加している。1970年11月に発売されたバッドフィンガーのセカンド・アルバム『ノー・ダイス』のプロデュースを担当し、1973年にはポール・マッカートニー&ウイングスのアルバム『バンド・オン・ザ・ラン』、1978年にはウイングスのアルバム『ロンドン・タウン』、1997年にはポール・マッカートニーのアルバム『フレイミング・パイ』へエンジニアとして参加している。他にも ジェフ・ベック、エルヴィス・コステロのアルバム『インペリアル・ベッドルーム』と『オール・ディス・ユースレス・ビューティ』のプロデュース、アート・ガーファンクル、アメリカ、スーパートランプ、チープ・トリック、スプリット・エンズ、ナザレス、マハヴィシュヌ・オーケストラ、マシュー・フィッシャーの最初のソロ・アルバム『ジャーニーズ・エンド』、ウルトラヴォックス、ネリー・マッケイの大きな賞賛を受けた2004年のデビュー・アルバム『Get Away from Me』などがある。ロビン・トロワーの最も有名なアルバム『ブリッジ・オブ・サイズ』でエンジニアを担当し、当時はスリーヴ以外ではアルバム・ジャケット自体にスタッフ名がクレジットされる事はまだ無かったが、トロワーとプロデューサーのマシュー・フィッシャーと共に、その素晴らしい音作りからアルバム・ジャケットにクレジットされることになった。 2003年にはグラミー賞の特別賞として技術面で貢献した人物に贈られる「Tech Award」を、生涯にわたる技術的業績に対して受賞している。これはジェフ・エメリックにとっては4回目のグラミー受賞となる。 2006年にジェフ・エメリックは自身の回想録「Here, There, and Everywhere: My Life Recording the Music of The Beatles」(Gotham Books, ISBN 1-59240-179-1)をベテランの音楽ジャーナリスト、ハワード・マッセイとの共著で出版した。日本では『ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実』として白夜書房から出版されている。 2007年4月3日には『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の現代のミュージシャンによる再録音が準備中であると報じられた。そのミュージシャンの中には、オアシス、ザ・キラーズ、トラヴィス、レイザーライトらが含まれていた。ジェフ・エメリックは新バージョンを録音する為に、オリジナルの制作当時にEMI ロンドン・スタジオで使用していたビンテージ機器を再び使用し、完成した新バージョンの音源は、BBC Radio 2でオリジナル・アルバム発売日からちょうど40周年目にあたる2007年6月2日に放送された。 2018年10月2日、72歳で死去する。長年、心臓に問題を抱え、ペースメーカーを使用していたことがマネージャーより公表された。
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