スリーブ
英語:sleeve
スリーブ(sleeve)とは、主に衣服の「袖(そで)」を意味する語であり、文脈によっては「箱」「袋」「筒」「鞘管(さやかん)」の意味で用いられることもある語。原語は英語である。
衣服のスリーブは「袖」とほぼ同義であり、衣類の腕を通す・腕を覆う部分を意味する。「ノースリーブ(スリーブレス)」「ラグランスリーブ(ラグラン袖)」「パフスリーブ」といった言い方でもよく用いられる。
紙箱については、身箱(もしくは蓋身の組箱)を内包する筒状の要素をスリーブという。身箱は机の引き出しのような形でスリーブに収まる。スリーブがあると箱がむやみに開くこともなくなり、外装にも高級感のある意匠を凝らしやすくなる。高級品の包装では身箱・蓋箱・スリーブの組み合わせが用いられることが多く、菓子折などでは身箱にスリーブの組み合わせが用いられることもある。
いわゆる消しゴムケースも「スリーブ」と呼ばれる。
レコード・CD・DVDなどの円盤型メディアについては、袋状・筒状のディスクジャケットを指してスリーブということがある。特に紙製のものを指す場合が多い。
トレカ(トレーディングカード)の分野ではカードを個別に保護するための樹脂製の袋をスリーブ(またはカードスリーブ)という。
スリーブ【sleeve】
スリーブ
(スリーヴ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/12 00:15 UTC 版)
スリーブ (sleeve)
- 袖。衣類の腕の部分。袖がないことをノースリーブという。
- 箱・容器・袋
- スリーブ箱
- レコードジャケット(レコードスリーブ)。あるいは類似の方式の、CDやフロッピーディスク用の紙やプラスチックフィルムの四角い袋。
- カードスリーブ。トレーディングカードなどのカード保護用のプラスチックフィルムの袋。
- 消しゴムケース。
- 建設工事において、配管等のために構造部や躯体を貫通する比較的小さな孔(あな)を指す。具体的にはクーラスリーブ・設備配管用(上下水道管・空調管など)スリーブ・電気配線用スリーブなどがある。その際、構造体を貫通する場合は断面欠損を補う方法として配筋による補強が必要になり、防火区画などを貫通する場合は防火ダンパーの設置や貫通部分の耐火材による施工が成されていなければならない。
- 大きい物で縦方向に軸線上に連続して貫通するものはシャフト(縦穴貫通孔)という。
- 電気工事で結線に用いる部品。リングスリーブやS字スリーブなどの種類がある。
- シリンダーライナー(シリンダースリーブ)。内燃機関の部品。
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