パンター戦車123号車(豹大隊2中隊3号車)乗組員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 07:55 UTC 版)
「豹と狼 ドイツ軍5号戦車1944」の記事における「パンター戦車123号車(豹大隊2中隊3号車)乗組員」の解説
ウォルフ / ウォルフガング・グデーリアン パンター戦車123号車(以下123号車)の車長。所属・階級は国防軍中尉。戦車戦に秀でている。祖国ドイツとドイツ国民のために戦っており、ボック少尉に密命を打ち明けられて以降は、ヒトラーによるドイツ国内での原爆使用を防ぐ必要性と、アメリカ軍による原爆破壊で研究所や製造工場の関係者が犠牲になることとの間で葛藤していた。ドイツを道連れにしようとするヒトラーを嫌っている一方、後述のミッターシュタイン少佐と冗談を言い合うなど親衛隊との仲は特に険悪ではないようである(但し直前にアメリカ軍への投降を論じていたこともあり、ボック少尉との初対面では彼女が親衛隊所属と知ると弱気になるなど相応に警戒はしている)。 マルチン / マルチン・ミッターマイヤー 123号車の砲手。リヒャルト程ではないが普段はややお調子者である一方、123号車への愛着は人一倍強く、ソ連軍との最終戦と機密文書の受け渡し後は同車の行く末を案じ感傷的になっていた。123号車最後の戦いとなるJS-3との一騎打ちでは主砲を使わなかったため、最後に1発発砲させて欲しいと願い出た(彼の想いはパットン将軍に賛同され、ドイツ・アメリカ両軍兵士の敬礼と最後の発砲で123号車は戦車としての役目を終えた)。 リヒャルト / リヒャルト・ワーグナー 123号車の操縦手。酒(ビール)と女が大好きなお調子者でオリガやパットンを茶化していた(なお、直後にオリガには裏拳で殴られ、パットンには凄まれた)。ヒトラーのことも「オーストリアの伍長様」と呼んでいる。 ゲオルグ / ゲオルグ・カールスルーエ 123号車の機関手。元々は大学教授で123号車乗組員やオリガからは「先生」と呼ばれている。博識且つ情報通で原爆の威力や敵兵器(ソ連軍のJS-2重戦車)の特性などに詳しく、また、ドイツ降伏後は復員しアメリカによる日本への原爆投下のニュースもいち早く知っていた。車外で撃破車両のエンジンを起動し囮役を担ったり、単行本の表紙では通信手席に搭乗するなど地味ながらオリガに負けず劣らずマルチに活躍している(なお単行本の表紙によると作中未登場の本来の通信手は戦死していることが記されている)。
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