バーソロミュー・ロバーツによる掟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:27 UTC 版)
「海賊の掟」の記事における「バーソロミュー・ロバーツによる掟」の解説
海賊黄金時代の最後の大海賊と知られるバーソロミュー・ロバーツによる掟 すべての乗組員に活動に対する投票権を与える。新しい条項を発議したり、いつでも蒸留酒を手に入れることも同じく公平であり、投票権を行使することも、棄権することも自由である(棄権は珍しいことではなかった)。 戦利品はリストに基づき公平に順番に分配し、この機会に(一定の割合で)衣服を取り替えることを許可する。しかし、メッキ品や宝石、お金など、1ドル相当以上の価値のものをくすねた場合には置き去り刑に処す。また、仲間内での窃盗の場合には、耳や鼻を削ぎ、無人島ではないもっと過酷な困難に直面するであろう場所に追放する。 カードやサイコロによる賭博を禁ずる。 夜の8時には灯りや蝋燭を消して消灯すること。もし、飲み足りない船員がいれば甲板で飲むことを許す。 ピストルや剣は有事に備え整備を欠かさないこと。 許可なく少年や女性を船に乗せてはならない。もし、密かに女性を船に乗せ口説いているところを見つければ死刑に処す。注釈:例えば偶然などから女性が乗り込んでしまった場合には、分裂や喧嘩を招く危険な要因とみなし、彼女の近くに番人を配置した。ただし、ここに1つ問題があり、誰が番人になるかで揉めた。 戦闘中に船や持ち場から逃亡した場合、死刑または置き去りの刑に処す。 船上での私闘を禁ずる。揉め事は陸地において剣とピストルによる決闘によって解決すべし。注釈:和解に至らなかった場合、操舵長は適切な陸地に乗り付け、当事者たちを離れた状態で背中合わせに配置させる。そして両者が同時に振り向き、相手に発砲する(この決闘ルールを無視すれば、制裁される)。もし、両者が失敗した場合には剣で決着させ、最初に血を流させた方を勝利者とする 個々の分け前が1000ポンドに達するまで、一味を抜けることを許さない。職務中に手足を失ったり、活動に支障が出る負傷をした場合には、800ドルを共有貯蓄から補償し、それに満たない負傷は、その度合いに応じて支払う。 船長と操舵長は2人分の戦利品の分け前を得る。航海長、甲板長、掌砲長は1.5人分、それ以外の上級船員は1.25人分とする。 音楽家には安息日に休みを与える。その代わりに他の6日と夜は特別な許可がない限り休みはない。
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